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暗記が苦手な人必見!あなたはどんな学習者?自分に合った効率のいい学習方法とは?

暗記と学習者タイプ

今はネット検索でありとあらゆる情報が手に入る時代です。

にもかかわらず、学校のテストや資格試験に出てくるのは、相変わらず暗記力を測る問題ばかりです。

暗記が得意じゃない人は、努力してもなかなか成果が出ないことに、頭を抱えているのではないでしょうか。

今回は、そんなお悩みを抱えている人に、効率よく暗記ができて成績アップにもつながる、学習者タイプ別の学習方法をご紹介します。

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暗記が苦手な人

「英語の単語や漢字がなかなか覚えられない」

「歴史の年号や出来事は覚えるのに時間がかかる」

だから「自分は暗記が苦手」と思っている人は多いと思います。

けれどそういう人たちにも、覚えようとしたわけじゃないのに、いつの間にかコレは覚えていたというようなものがあるのではないでしょうか。

要は、覚えられないのではなく、覚え方に問題があるのです。

暗記が苦手だと思っている人の大半は、たいてい自分に合っていない方法で学習しています。

一方、自分に合った学習法で勉強している人は、少ない時間で効率よくたくさんの情報を暗記できるので、好成績を修めている人が多いと言えます。

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あなたはどんな学習者タイプ?

学習者タイプ

自分に合った学習法を知るには、まず自分がどんな学習者タイプなのか見極める必要があります。

学習者タイプの種類とお勧めの学習方法

そもそも学習者タイプには様々な種類があります。

もっとも有名なのは、1990年ごろにニュージーランドのニール・フレミングが開発したVARKモデルで、学習者を①視覚型(Visual)、②聴覚型(Auditory)、③読み書き型(Reading and Writing)、④運動感覚型(Kinesthetic)の4つに分類しています。

ただ、たった4つのタイプにすべての学習者が当てはまるわけではないので、今では学習者タイプがさらに細かく分類され、6種類と言う人もいれば、数百種類と言う人もいます。

また、タイプの種類の数は同じでもネーミングや分類の仕方が同じとは限りませんし、ほとんどの人は1つの学習者タイプに限定されるのではなく、たいてい複数のタイプの特徴を備えています。

視覚型(Visual)

視覚型学習者

視覚型の学習者は、目に見えるものを通して情報を記憶します。また、受け取った情報を目に見える形にすると、より記憶しやすくなります。

ノートの端によく落書きを描いているような人はこのタイプでしょう。

お勧めの学習方法:

  • 画像・映像・地図・チャート・グラフなどを教材として使用する
  • 教科書の内容を絵に描いたり、表やグラフで表す

具体例:

歴史の教科書に、年号は黄色いハイライト、人名は赤マルで囲むなど、色や図形・イラストを描きこむ。

*色や形の記憶が情報を思い出すのに役立ちます。

聴覚型(Auditory)とリズム・音楽型(Rythmic/Melodic)

聴覚型学習者

聴覚型やリズム・音楽型の学習者は情報を耳から吸収します。

リズム・音楽型の場合、特に情報が規則性(パターン)のある音やリズムと結びついたとき、より効果的に暗記ができます。

テレビ番組の主題歌をすぐに覚えたり、1度聞いただけなのに、鼻歌で曲を再現できる人などはこのタイプの可能性が高いでしょう。

お勧めの学習方法:

  • オーディオブック・ポッドキャスト・ラジオ講座などの使用
  • 授業や講義を録音し、聞き直す
  • 音楽や歌・リズム・ビートを学習に取り入れる

具体例:

教科書は読むのではなく、リスニング教材を使って聞く。(聴覚型)

暗記したい内容を入れた替え歌を作って歌ったり、俳句や短歌にする。(リズム・音楽型)

*テスト中は小さな声で歌わないと、他の人に答えを教えることになりますが、小さな声でぶつぶつ言ってると怪しい人だと思われるかもしれません。

触感型(Tactile)と体験型(Experience)

触感型学習者

触感型の学習者は、何かに触れる(または触れている)ことで、集中力が上がります。また絵や語彙・文章を書き写すことで、情報を記憶します。

クラスに、無意識のうちに指の上でペンシルや鉛筆を回している人はいませんか。おそらくその人は触覚型の学習者でしょう。

体験型の学習者は文字通り直接的(または間接的)体験を通じて物事を記憶します。触れるものは学習対象で、単に触れるだけでなく、目的をもって使用する点が触感型と異なります。

お勧めの学習方法:

  • 手作業(ジオラマやサンプルの作成など)や実験を行う
  • クッションボールを握りながら学習する(ADHDなどの学習障害を抱えている人には特に効果的)
  • 単語や漢字、公式などを書き写す

具体例:

ペットに触れながら、学習する。(触感型)

自宅で科学実験を行うことはできないため、同じ実験を行っている動画を探し、視聴することで追体験(間接的体験)をする。

運動・動作型(Kinesthetic)

運動型学習者

運動・動作型の学習者は、とにかく体を動かすことが記憶につながります。

お勧めの学習方法:

  • 体全体、または一部を動かしながら学習する
  • スキットやロールプレイを行う

具体例:

方向に関係のある言葉(上、下、右、左など)を言いながら、ダンスをする。

*アメリカ人の友人の車に同乗していた時のこと。助手席にいた私に「日本語で右・左を何と言うか」ときいてきたので教えたら、いきなり「Migi is right, Hidari is left」とリズムを取りながら、片手運転をしだしました。(彼女は間違いなく、聴覚型学習者でもあります。)

グローバル型(Global)

グルーバル型学習者

グローバル学習者は、1つ1つの細かい点よりも、まずランダムに全体像を理解します。直感的なところがあるので、例えば複雑な問題を解いても、どうやったのかうまく人に伝えられない場合があります。

また、「ながら学習」が得意で、感情に訴えるもの(短編やジョークなど)を好み、グループでの学習が向いています。

お勧めの学習方法:

  • 学習内容を予習する(あらかじめ全体像をつかんでおくと、授業の際、苦手な細部に目が行き、総合理解が深まるため)
  • 違うタイプの学習者と一緒に勉強する

具体例:

全体と細部の関係を示すグラフィックオーガナイザーを使って、体内酵素の働きを理解する。

グラフィックオーガナイザー
グラフィックオーガナイザーのサンプル(スパイダーマップ・コンセプチュアルマップなど)

逐次型(Sequential)

逐次型の学習者は、物事を体系的に見ます。論理的な順序で情報が与えられたときに、最も理解力が増すので、段階的に(ステップバイステップ)学習するのが暗記への近道です。

お勧めの学習方法:

  • 年表など、一連の流れが分かる表に情報をまとめる
  • 学習内容全体を、関連性を考えながら小分けにし、順番にこなしていく

具体例:

各国の歴史を、文明の始まりから現在まで時系列に沿って別々にまとめ直す。(授業では、「古代文明の時代にA国ではこれ、B国ではあれ」というように、時間軸に対して、各国の歴史を横並びに習っている可能性大。)

*前述のグローバル型とは対照的な学習者タイプです。また、次の論理・分析型とは共通点が多いので、研究者によっては2つの学習者タイプを1つの同じタイプとみなしています。

論理・分析型(Logical)

論理型学習者

論理・分析型の学習者は、順序やステップ、ロジックを情報の理解に使います。つながりやパターンを認識し、情報を整理するのが得意で、具体的・体系的なアプローチを好みますが、抽象的な概念を理解したり、創造性を要する学習は苦手です。

パズルや戦略型ゲーム好きによく見られるタイプです。

お勧めの学習方法:

  • 目標を設定し、計画を立て、それに沿って学習する
  • リストや表に、自分なりのロジックに従って情報をまとめる
  • 課題を理解できない場合は、サンプルを見つける

具体例:

テスト範囲の教科書・資料の内容を、自分流に1からまとめ直す。授業のノートはまとめるのに困ったときか、答えがわからないとき、または最後に見落としがないか確認するために見る。

*論理・分析型学習者は、かなりの割合で視覚型学習者でもあります。

言語型(Verbal)・社交型(Social)

言語型学習者

言語型の学習者は、書き言葉でも話し言葉でもとにかく言葉を使う活動を通じて、最も効率的に情報を理解します。算数や数学なら、空間認識(立体)や計算よりも文章題を好み、外国語は文法的に正しいかどうかはともかく、使いこなせるようになるのが早いです。

読書やクロスワードパズルが好きな人、ダジャレやおやじギャグが次々に思い浮かぶ人などはこのタイプでしょう。

なお、言語型には必然的に社交的な人が多いので、社交型とも呼ばれています。

お勧めの学習方法:

  • 教科書を音読する
  • ディベートやディスカッションなど、他者とコミュニケーションを図りながら学習する

具体例:

戦国時代について学習する際、グループで自分たちを登場人物(武将でも戦いに直接かかわっていない人物でも)にした物語を作る。

単独型(Solitary)

単独型学習者

単独型の学習者は、必ずしも内向的な性格な人ばかりではありませんが、ひとりでいるときのほうが勉強に集中でき、効率よく学べます。また、モチベーションが高く、自己管理能力に優れた人が多いのも、このタイプの学習者の特徴です。

お勧めの学習方法:

  • 周囲に人がいても、ある程度のプライバシーが確保できる空間で学習する
  • PCやアプリを使って学習する

2Eや発達障害のある児童・生徒の中には、単独型の学習者であるがゆえに不登校になったケースもあるようです。

そういったお子さんには、

といったデジタル教材を使った学習がお勧めです。

なお、単独型学習者の弱点である他者とのかかわりも強化したいのであれば、不登校専門オンライン個別指導【ティントルをお勧めします。

*学習環境という点からみると、言語型・社交型の学習者とは対極的なタイプです。

私の学習者タイプと学習方法例

この記事の書き方からある程度推測できると思いますが、私自身は視覚型、論理・分析型、体験型・単独型学習者です。

そんな私の学生時代の学習方法は以下の通りです。

  • テスト前1週間分の学習計画表を時間刻みで作る。ただし、テストの前日は不測の事態に備えて空白にしておく。(論理・分析型)
  • 教科書のテスト範囲に目を通し、重要だと思われる情報を紙に書き出す。その際、リストや表を作ったり、文字を色分けしたりする。当時流行った暗記シートも活用。(視覚型)
    • 単語カード(リングで留めてあるもの)は、私にはまったく合いませんでした。
  • 練習問題はすべてもう1度解いてみる。(体験型)
  • 学習計画は必ず守る。(単独型)
  • 学習は夕食を終え、数時間寝た後から始める。(一人で静かに勉強できる時間になるまではあえて勉強しない。)(単独型)

実際、自分の学習者タイプに合った方法でテスト勉強をしていたので、同級生の半分くらいの時間で、効率よく暗記できていました。

妹の学習者タイプと学習方法例

私には妹が2人いますが、そのうちの1人は、リズム・音楽型の学習者タイプです。(ちなみにこの妹は日本の短大を卒業した後、アメリカに留学して4年制大学を卒業しています。)

覚えている限り、妹は常に音楽かリズムを暗記に利用していました。

例えば、日本史の登場人物や年号・出来事は、当時流行っていた原田知世さんの歌を替え歌にして覚え、英語の構文はお経を唱えるみたいに繰り返していました。(「so + 形容詞 + a + 名詞」の語順を覚えるのに、ずっと「ソーケーアーメイ、ソーケーアーメイ」と言い出したときは、おかしくなったのかと思いました。)

毎回こういった歌やフレーズを口に出して言っていたところを見ると、言語型の学習者でもあるのでしょう。

まとめ

今回ご紹介した学習タイプは、

  • 視覚型
  • 聴覚/リズム・音楽型
  • 触感/体験型
  • 運動・動作型
  • グローバル型
  • 逐次型
  • 論理・分析型
  • 言語・社交型
  • 単独型

の9つですが、家族や兄弟姉妹だからと言って同じタイプとは限りません。また、1人につき1つの学習者タイプが当てはまるというわけではなく、たいてい複数の学習者タイプ的な特徴が混在しています。

暗記が苦手な人は、ぜひ自分の学習者タイプ(1つまたは複数)を見極め、そのタイプに合った方法で効率的に暗記、結果的に成績アップを目指してください。

おまけ

カニ料理

みなさんはシーフードビュッフェや食べ放題のカニをどんなふうにして食べますか?

「何を突然⁉」と思われるかもしれませんが、実はこのカニの食べ方にも学習者タイプ的な特徴が表れています。

私の場合、まずひたすらカニ身を取り出し、お皿がいっぱいになったところで一気に食べます。

一方、うちの母はカニの脚ごとに「身を出しては食べ」を繰り返します。

食べ方は違っても、2人とも制限時間内にほぼ同じくらいの量のカニ身を食べられるので、どちらもそれぞれに効率的な食べ方をしていると言えます。

「学習者タイプが違えば、どんなやり方を「効率的」だと感じるかも違うんだなぁ」と実感した日常の1コマでした。

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