【幼児教育・日本語学習・大人にもおすすめの絵本】授業で使えるアクティビティ付き(ボディーパーツ編) | まなまなライフ
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【幼児教育・日本語学習・大人にもおすすめの絵本】授業で使えるアクティビティ付き(ボディーパーツ編)

おすすめ絵本4

今回ご紹介するのは、読み聞かせだけでなく、授業でボディーパーツ関連の語彙を教えるのに役立ちそうな2つの絵本作品です。

1.川端誠作『うえきばちです』

2.加古里子作『だるまちゃんとてんぐちゃん』

オリジナルの日本語バージョン

英語バージョン

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『うえきばちです』

植木鉢に水やり
*絵本のイラストではありません。

どんな絵本?

植木鉢に植えたもの・・が育っていく様子が、絵日記風につづられている言葉遊びの絵本です。

表紙に描かれた何の変哲もない植木鉢を見れば、子ども向けのほのぼのとしたお話だと思うかもしれません。

けれど、ページの先にあるのは、恐怖と笑いです。

とにかく絵のインパクトが強いので、始めに「このお話はちょっと怖いけど…」と振っておくと、怖さよりも笑いが勝って、最後は「おぉ~!」と衝撃を受ける展開になっています。

小学校の低学年だと、朝顔やヒマワリを植える前に読むと楽しみが倍増します。

「疲れすぎて、心を動かされることが少なくなったなぁ」という大人にも、ぜひ読んでほしい1冊です。

発行日: 2007年9月
大きさ:21.0×30.0cm
ページ数:24ページ
対象年齢:4歳以上

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『だるまちゃんとてんぐちゃん』

天狗とだるま
*絵本のイラストではありません。

どんなお話?

お友だちのてんぐちゃんが持っているものを何でも欲しがるだるまちゃん。

お父さんのだるまどんは、思いつく限りいろいろなものを集めてくれますが、だるまちゃんは家族みんなを巻き込んで、身近なものを自分なりのお気に入りに作り替えていきます。

そんなだるまちゃんが最後に欲しがったのが、てんぐちゃんみたいな長~いお鼻。

どんな結末が待っているかは読んでからのお楽しみ。

家族を思う気持ちと、日本ならではの素材やモチーフ、遊びがいっぱい詰まったロングセラーの絵本です。

発行日: 1967年11月
大きさ:27.0×19.5cm
ページ数:28ページ
対象年齢:3歳以上

ボディパーツを覚えるアクティビティ

読み聞かせだけでも十分楽しめる2作品ですが、語彙の習得を促したいのであれば、追加のアクティビティが必要でしょう。

以下は、米軍基地内の学校に通う幼稚園児に人気だったアクティビティです。

リズムに合わせて優しくタッチ

どちらかと言うと、外国の子供向きです。

遊び方

円形に座る

1.子どもたちを教師の周りに円形に座らせる。(立たせるのもOK。)

腕を振る

2.教師が「リズムに12合わせて34優しく12タッチ34」(4拍子)と言いながら、ボクシングをするときのように軽く握った両方のこぶしを、胸の前で左右に8回振る。

子どもも同じ動きをする。

3.教師が例えば「はな・はな・め~」と言うのに合わせて、両手で鼻・鼻・目(まぶた)をやさしく触る。子どももマネをする。

4.次は「め・め・み~み」と言うのに合わせて、両手で目・目・耳を触る。子どももマネをする。

5.同様に、その他のボディーパーツを言いながら、触る。手のときは(拍手する感じで)両手を合わせる。

6.全部のボディーパーツをカバーしたら、1ラウンド終わり。

7.2ラウンド目は、例えば「め・め・み~み」と言うのに合わせて、目・目は触るが、耳は触らず、代わりに鼻を触って子どもを引っかけ、騙された子と騙されなかった子を確認する。または、「め・め・み~み」と言うのに合わせて、目・目は触るが、子どもたちがどこかに触るまで教師は耳に触るのを待つ。

動物に変身

外国人の子どもよりも日本人の子どもに向いているかもしれません。

遊び方

1.各ボディパーツとそのボディパーツから連想する動物、その動物を表すアクションと音を決めておく。

パーツ動物アクション
ゾウ片腕を鼻に見立ててゆっくり振るパオーン
ウサギ両腕を耳にくっつけて上に伸ばすぴょんぴょん
メガネフクロウ親指と人差し指をくっつけてメガネを作り、目にあてるホーホー
ワニ両腕をワニの口に見立てて上下に開いて閉じるガブッ
テナガザル伸ばした腕を、左右互い違いに上下に動かすウッキッキー
フラミンゴ両手を腰に置き、片足立ちをするしゃべらない
キリン首を伸ばし気味にしてくねくね動かすくねくね
ヒツジ両腕をだらりと下げ、前かがみになって歩くメェー
ハゲワシ(カッパ)両手の親指と人差し指をくっつけて作ったわっかを作り、頭の上に置くパタパタ(ワシ)
スイスイ(カッパ)
サンプル

2.それぞれの動物の写真を見せながら、特徴的なボディパーツを認識させたのち、アクションと音を練習する。

3.先生がボディパーツを1つ挙げ、子どもたちがそれに反応する。例えば「口!」と言ったら、子どもたちはワニになり、「ガブッ」という音とともに両腕を口に見立てたアクションをする。

4.全部のパーツとアクションを行う。

その他のアクティビティ

  • 帽子、マフラー、イヤホン、歯ブラシ、くつなどボディパーツに関連したものを用意して、ドレスアップ。足りないものはだるまちゃんのように手作りする。

最後に

絵本には、語彙や知識を増やすだけでなく、感性を刺激して、心を豊かにしてくれる力があります。

登場人物の行動を擬体験することで、自分以外の人の視点や感じ方を認識するようになることから、社会性を磨く有益なツールにもなりますし、読み聞かせに使えば、コミュニケーションも生まれます。

子どもたちの成長に、大人の癒しに、ぜひ絵本を手元にそろえてみませんか。

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