暑い日が続くと、食欲がなくなりがちです。
我が家のように中高年しかいない家庭では、つい「昼も夜もそうめんでいいか」となってしまいます。
ただ、そうめんだけでは栄養が偏ったり、不足したりします。
おまけに我が家には、ご近所や知人にあげてもあげてもなくならない大量の夏野菜があります。
今回は、夏野菜を使いつつ、栄養のバランスを考えた冷たいそうめんのお料理を3種類紹介します。
基本的には和風の味付けなので、子どもよりは中高年に向いています。
\わんちゃんの食欲不振にはこちらをどうぞ!/
ネバネバいっぱいそうめん
普通の冷たいそうめんに、ネバネバ系の野菜を「トッピング」と「パリパリおつまみ」として足したものです。
材料:
- 卵
- そうめん
- めんつゆ(濃縮タイプ)
- トッピング
- オクラ
- 納豆
- 大葉
- 刻みのり
- パリパリおつまみ
- モロヘイヤ、またはツルムラサキ
- ちりめんじゃこ、または干しエビ(小エビ)
- いりごま
- 塩
- 片栗粉
- 小麦粉
- 水
- 揚げ油
*片栗粉と小麦粉は同量、水はその1.5倍より多く2倍より少ない量。
粉類と水の割合は、クックパッドの「モロヘイヤのパリパリ揚げ」を参考にしています。
衣というより食材をまとめるのりのような役割なので、量は混ぜ合わせた時に食材に絡む程度でOK。
ところで、よく見たら、レシピを紹介していたのが高校の同級生でビックリ。(同級生といっても交友はほとんどなかったんですが…。)
トッピングの作り方:
- 温泉卵
- 電子レンジで作る場合:1個ずつ作ること!
- 陶器のお椀などに卵を割り入れ、卵が完全につかるくらいの水をそっと注ぎ入れる。
- 黄味の中央につまようじを刺して小さな穴をあける。
- ラップはせずに、電子レンジで600Wなら40~50秒加熱する。(時間が足りないようなら5~10秒ずつ追加で加熱する。)
- 全体が白身で覆われたら、レンジから取り出し、穴あきお玉を使ってお湯を捨てる。
- 鍋で作る場合:おすすめ!
- 鍋に1L の熱湯を用意し、水を200mlつぎ足す。
- お玉などを使って、優しく卵を入れる。
- フタをして、12~13分待つ。(緩めが好みなら12分、生の部分がないようにしたいなら13分。)
- 冷たい水の中で卵を冷やす。
- 電子レンジで作る場合:1個ずつ作ること!
- オクラ
- 下処理をする。(ガクの部分を面取りし、産毛を取り、つまようじで数カ所に穴をあける。)
- オクラに火を通す。(生でも大丈夫ですが、歯が悪いお年寄りには火を通したほうが食べやすいです。)
- 電子レンジの場合:
- 耐熱皿にオクラを重ならないように並べて置き、ふんわりとラップをかける。
- 600Wで好みの固さに合わせて40~120秒加熱する。
- 鍋の場合:
- 沸騰したお湯で好みの固さに合わせて1~2分半オクラを茹でる。
- 電子レンジの場合:
- ゆだったオクラを冷水につけて、冷ます。
- 薄い輪切りにする。
- 納豆:付属のたれを入れて混ぜておく。
- 大葉:食べる直前に細切りにする。(または切った後、水に浸けておく。)
- うちではそうめんに混ぜておきます。
パリパリおつまみの作り方:
- モロヘイヤ(ツルムラサキ)を1cm幅ぐらいのざく切りにする。
- ボウルにその他の材料をすべて入れて、混ぜ合わせる。
- 大さじ1くらいの分量をまとめるようにして180℃の油に入れ、カラッと揚げる。
食べ方:
- 大きめのお椀に温泉卵とそうめんつゆを入れて軽く混ぜる。
- 濃縮度によって量を調節してください。水を入れると味が薄まってしまうのであまりお勧めしません。
- そうめんを入れる。
- トッピングを全のせ、または味変が楽しめるように1~数種類ずつのせ、そうめん+温泉卵つゆとまぜて召し上がれ。
- パリパリおつまみは混ぜないで別皿で提供。
サラダそうめんの生春巻き
定番の春雨の代わりにそうめんを使った生春巻きです。残り物の豚しゃぶサラダとそうめんのアレンジから生まれました。
材料:
- サラダ野菜(レタス・きゅうり・トマト・水菜・玉ねぎ・紫キャベツなどなんでも)
- 茹でたか蒸した肉類または海老・カニカマなどのたんぱく質
- ライスペーパー
- お好みの冷しゃぶ用ドレッシング(ノンオイルじゃないもの)またはチリソース
- ゆがいたそうめん
作り方:
- ライスペーパーを水で戻す。
- ライスペーパーにサラダ野菜・肉類など・そうめんを置いてまく。
- 食材の長さを切りそろえておくと、まきやすい。
失敗の少ないライスペーパーの戻し方・具材のまき方
- まな板の上にべちゃべちゃにぬらしたペーパータオルを置く。
- 両手でライスペーパーを持ち、水道の水を流して表・裏1回ずつくぐらせる。
- まだ固い状態のライスペーパーをペーパータオルの上に置く。
- 具材をライスペーパーの真ん中より上側に置く。
- ライスペーパーの上側を折りたたんで具材にかぶせ、横を織り込む。
この時、ライスペーパーはまだちょっと固いかなぐらいでOK。 - 織り込んでしばらく押さえていると柔らかくなってくるので、そうなったら具材を押し込むようにしてライスペーパーをまく。
*生春巻きは乾いたお皿にくっつきやすいので、食べる直前に作るようにする。
食べ方:
- 半分の長さに切った生春巻きをお皿に並べ、ドレッシングまたはチリソースをかけて召し上がれ。
- おすすめは冷しゃぶ用ゴマみそドレッシング。
肉みそそうめん
うちではめんつゆなしでそうめんとあえて食べますが、めんつゆに入れてもOK。
材料:
- ゴーヤ 2本くらい(ナスやピーマンでも)
- 豚ミンチ、または豚こまの細切り 適量
- ごま油 適量
- チューブにんにく 1cm
- チューブしょうが 2cm
- みそ 大さじ2
- 砂糖 大さじ2
- オイスターソース 小さじ2
- 酒 大さじ1
作り方:
- ゴーヤを薄切りにし、塩もみする。(ナスの場合は薄切りにしてあく抜きしておく。)
- ゴーヤは水洗いしたのち、茹でて柔らかくする。(歯の悪い年寄り向けなので省略可。)
- にんにく、しょうが、みそ、砂糖、オイスターソース、酒を混ぜ合わせておく。
- フライパンにごま油を熱し、豚肉、野菜の順に入れてしっかりと炒める。(ナスはとろけて形がなくなるくらいまで炒める。)
- 混ぜ合わせておいた調味料を入れて、野菜や肉にからめながら、ほとんど水分がなくなるまで炒める。
食べ方:
- そうめんの上にのせて混ぜながら食べるか、少な目のめんつゆに入れてつけ麺のようにして食べてもいい。
*肉みそは熱いときのほうが脂肪分が固まらず、おいしくいただけます。ごはんのおともにも最適です。
最後に
蒸し暑い季節はどうしてもあっさり、さっぱりした食事で済ますことが多くなります。
ただ、そんな食事ばかりでは栄養が不足して体力が衰えてしまいます。
そこで、我が家ではたんぱく質やビタミン、ビタミンの吸収を助けてくれる良質の油を取り入れた冷たいそうめん料理をしょっちゅう食べます。
夏は食が細くなりがちという高齢のご家族と同居されている皆さん、ぜひ1度我が家のそうめん料理をお試しください。