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お手軽SDGs|アボカドとマンゴーの種を植えたらまさかの結末に!

SRGs

我が家では基本、生ごみは畑の肥やしにしています。

コンポストもありますが、入りきらないときは、周りに撒いて、落ち葉や灰と軽く混ぜておきます。

愛犬ココとの散歩帰りには、拾っておいた「落とし物」も肥料として投入します。

すると、いつの間にかカボチャやジャガイモが育っています。

ゴミの山から宝を生み出す、運任せのお手軽SDGsです。

ところで、ある日「マンゴーの種を植えたら、芽が出た」という記事を見つけました。

素人でも簡単に栽培できるようですし、チャレンジ大好き人間としては見過ごせません。

何を隠そう、我が家にも沖縄から送られてきたマンゴーがありました。(いや、隠してませんが…。)

ということで、早速私もマンゴーと、スーパーで買ったアボカドの種があったので、植えてみることにしました。

これまでゴミとして捨てていたフルーツの種を栽培するのは、リサイクルや食料の安定供給につながる立派なSDGsです。
けれどこの記事は、SDGsに取り組みたい人向けのハウツーものではありません
お疲れ気味の人たちへのちょっとした笑い話です。

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マンゴー栽培の記録

マンゴーの種(外皮)
マンゴーの種

2023年7月上旬

先人たちのハウツー記事によると、マンゴーは食べた後に残った種をそのまま植えるのではなく、外側のかたい殻から中の柔らかい種を出さないといけないそうです。

それを「1週間くらい水に浸して、ある程度芽や根が出た後に土に植えるといい」とあったので、プラスティック容器に水を張って、種を3つ浸けておきました。

クーラーのない台所の窓際に放置すること丸3日。ふと容器の中を確認してみると、水が干上がって、種は全部真っ黒になっていました。

とりあえず水を足してさらに5日ほど毎日様子を見ましたが、復活の兆しはゼロ。

結局、ご臨終の種たちには、畑の肥やしになってもらうことにしました。

2023年8月中旬

ありがたいことに、またまた沖縄からマンゴーが届きました。

前回のように干からびさせたり、腐らせるよりはいいかなと思って、今回は硬い殻から取り出した種をそのまま土に埋めることにしました。

土は、母が花を植えるために用意していたプランターから勝手に拝借したものです。

マンゴー鉢植え

2023年9月上旬

浅く泥の中に埋めておいた種が、雨に叩かれたせいか、芽が出かけているのか、表面に顔を出してきました。

2023年11月初旬

小さな芽がどうにか育っていますが、霜が降る前に家の中に入れないと枯れそうです。

マンゴーの芽

家に入れましたが、結局枯れてしまいました。

2024年7月初旬:

今年もまた沖縄からマンゴーが届いたので、畑の隅に直植えしてみました。

珍しいマンゴー

7月下旬:

なんとも珍しい紫の葉のマンゴーが育ちつつあります。

畑に植わったままだと、昨年のように寒さにやられてしまいそうなので、寒くなったら、小型のビニールハウスでも作ろうかな。

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アボカド栽培の記録

アボカド

2023年7月上旬

アボカドは2つを地植え、1つを鉢植えにしました。

地植えは、いつも生ごみを捨てている近辺なら肥料いらずだと思い、鉢植えのほうは庭の花壇から失敬した土に植えました。

2023年8月中旬

3つすべてで発芽を確認。

その後、1週間くらいでどれも高さ10cm、葉っぱの数も6枚に成長しました。

アボカドの栽培方法についてはまったく調べていなかったので、よく芽を出したものです。

けれど、喜んだののもつかの間、鉢植えのほうの葉が黄色く変色し始めました。

見ると大量のアブラムシが…。小枝を使って、アブラムシを落とした後、専用の殺虫剤を撒き、ついでに肥料を足したところ、葉っぱは元の色を取り戻しました。

2023年8月下旬

高さが20cmを越えたところで、地植えの2本をより日当たりがいい場所に植え替えました。

植え替えから数日の間、自分ではたっぷり水をやったつもりでしたが、その間まったく雨が降らず、1週間後には2本のうち1本が枯れてしまいました。

一方、鉢植えのほうはというと、アブラムシはいなくなったのに、また葉っぱが枯れています。

こちらはたぶん、水やりをしていなかったせいでしょう。

それから雨が降るまで毎日、夕方の愛犬ココとの散歩の後に水やりを続けました。

2023年9月上旬

地植えのアボカド
地植えのアボカド
鉢植えのアボカド
鉢植えのアボカド

現在のアボカドたちの様子です。

地植えのほうは、雑草の中でまあまあの成長ぶりと言えるのではないでしょうか。

問題は鉢植えのほうです。

雨が降り続いたこともあって、しばらく放置していたら、なんとミニトマトに成長を妨害されていました。

と、ここでクイズです。

いったいミニトマトの苗はどこから来たのでしょうか。(もともとはもっとたくさん芽が出ていましたが、写真を撮る前に2本に間引きました。)

ミニトマト

\植物の栽培にはストレスの軽減といった健康効果に加え、能力開発等の副産物が!/

種明かし

種ものの話だけに、「種明かし」とおばさんギャグをかましてみましたが、正解は

「ココの落とし物」から

でした。

実は夕方の散歩のとき、ココはまず庭で用を足します。

その時、私は「ココの落とし物」を花壇に投げ込みます。アボカドに元気がなかった時期には、肥料の足しにアボカドの鉢に入れていました。

その後、2人(?)で近所を回るのですが、最初に立ち寄るのがうちから3分ほどのところにある野菜畑です。私は晩ご飯用の野菜を収穫し、ココは待っている間、おやつのミニトマトを楽しみます。

つまり、このミニトマトの種が、次の日の「落とし物」の中に消化されずに残っていたというわけです。

現状を見る限り、おそらくこのままアボカドとミニトマトの苗2本をあんな小さな鉢で育て続けたら、ミニトマトは大丈夫でも、アボカドは枯れてしまうでしょう。

9月中旬

ということで、鉢植えのアボカドを地植えしてあったアボカドの近くに植え替えました。

10月中旬

せっかく根付いていた苗木を、なんと母が雑草と一緒に引っこ抜いて捨てていました。

3日後に気づいて、植えなおしましたが、枯れそうです。

秘かな野望

天然干しのコピ・ルアック

突然ですが、みなさんは「コピ・ルアック」なるものをご存じでしょうか。

「コピ・ルアック」とは、ジャコウネコの「落とし物」から採取されたコーヒー豆で、世界三大最高級コーヒー豆の1つと言われています。

排泄物から採れたコーヒー豆なんて、と思われるかもしれませんが、ジャコウネコの体内を移動する間に、消化酵素のおかげでカフェインが減少し、発酵が進んで甘くてまろやかな味わいが生まれるのだそうです。

ただ、希少価値が高いため、お値段は高め(1杯2,000円ー8,000円ほど)ですし、どこのお店でも飲めるわけではありません。

私自身、お店で飲んだことはありませんが、ベトナムやインドネシア旅行のお土産として持ち帰ったものを、自分で淹れて飲んだことはあります。(プロが淹れなくても、まろやかさは健在でした。)

コーヒー

そろそろ私の思考回路がお分かりいただけたでしょうか。

豆(種)入りコーヒーの実 + ジャコウネコ = コピ・ルアック → 高品質・希少価値 → 高価

まるごとミニトマト + ココ = ミニ・ココ・トマト → 高品質・希少価値 → 高価

落とし物の中で発酵した種から生えてきたミニトマトは、おそらく「コピ・ルアック」のように得も言われぬおいしさでしょう。

島根の冬を乗り切れるかどうか怪しい上に、実がなるまでに何年もかかるアボカドやマンゴーよりも、偶然生えてきたミニトマトをしっかりと育てるほうがお得なのではと考えている今日この頃です。

ちなみに、人はこういった考えを「捕らぬ狸の皮算用」と呼ぶのでしょう。

なお、話のタネ・・に、コーヒー好きのお友だちへのプレゼントには、通販で購入できる粉状のコピ・ルアックをお勧めします。

11月初旬

突然の夏日のおかげか、ついにミニトマトが色づき始めました。

ミニトマト

試しに一番赤いのを食べてみたところ、激甘でした。

そう遠くない日に「ミニ・ココ・トマト」が店頭に並ぶかも。

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