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方言でもおもてなし⁉退職後の移住や観光に出雲を推します!穴場のおすすめ観光スポット付き!

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出雲の方言と言えば、おそらく「だんだん(ありがとう)」がいちばん有名じゃないでしょうか。ほかにも「はいごん(大騒ぎ)」とか「あやくちゃ(ごちゃごちゃ・無茶苦茶)」のように、知らない人が聞いたら「外国語?」と思うものがあります。

中でも今日ご紹介するのは、標準語と音は同じなのに、意味がまったく違う方言の1つです。その意味を知ったら、きっとおもてなし上手な出雲に来たくなるはず。

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変わった意味を持つ出雲の方言

ところで、2013年にオリンピック夏季大会の東京開催が決まって以降、日本も禁煙への関心がますます高まってきました。レストランの分煙は全面禁煙にとってかわられ、屋外に設けられた雨ざらしの喫煙所も、副流煙が…と減少しています。

2020年には健康増進法の改正によって、従業員の望まない受動喫煙を防止することが企業責任に加わりました。

そんな中、出雲地方では2022年の現在でも以前と変わらず、農作業や散歩をしていると、特に高齢の人たちから「たばこ」に誘われます。

え?出雲では禁煙活動に力を入れてないの?

いえいえ、そうではありません。出雲の「たばこ」は「煙草」ではないんです。

出雲で言うところの「たばこ」とは「休憩」とか「お茶(を飲むこと)」のことです。例えば(かっこ内は標準語訳)、

「たばこに寄らっしゃい。」(「お茶を飲みに寄っていきませんか。」)

とか、

「たばこせんと、後でくたーべがでーよ。」(「休憩しないと、後で疲れが出るよ。」)

のような使い方をします。

ちなみに、出雲の方言では「する」がよく「すー(すう)」になります。なので、

「そろそろたばこすーか。」(「そろそろ休憩にしましょうよ。」)

のように言って、出雲の「たばこ」の意味を知らない人が一緒だと、相手を混乱させることになります。

実際、他県在住の甥っ子が遊びに来た際、「そろそろたばこすーか」と言って、「身体に悪いから」とダメだしされたことがあります。本当はおもてなしをする気満々の言葉なんですが…。

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出雲の「お茶」のおもてなし

出雲の人(少なくとも私の周囲の人)は、おやつの時間と言われる時間帯(午前10時や午後3時ごろ)に、必ずと言っていいほど、家族や友人、近所の人たちとお茶を飲みます。それも途中茶葉を足したり変えたりしながら、湯飲みが常時8割方埋まっているように、次から次へとお茶を足していきます。

もったいないからと継ぎ足されるたびに飲んでいると、それだけでお腹がいっぱいになるので要注意なほどです。

出されるのはたいてい熱い緑茶です。(夏は冷たい麦茶にとってかわられることもあります。)

個人的には相当量のお茶を飲んでいる気がしますが、緑茶の消費量ランキングを見る限り、島根県は毎年47都道府県中35-40位あたりと意外にも平均より低い位置にいます。

もっとも、このデータは県内全域の消費量データを収集、比較したものではなく、県庁所在地のデータを比較したものなので、これだけを見て出雲のお茶の消費量が少ないとは言えないでしょう。

お茶請けは、和菓子も洋菓子も、甘いものと塩辛いものの両方が用意され、ひとり一皿ではなく、大きな菓子皿に盛られて出てきます。

さらにそういったお菓子のほかに、畑で取れた野菜の煮物や漬物、季節の果物がふるまわれます。遠慮して手を出さないでいると、お茶を入れた湯飲みのそばに取り分けて置かれたり、手に載せられることもあります。

もしそういったお菓子を最後まで口に入れないと、最後はお土産になりますし、時には「たくさんあるから」と家の奥から取れたて野菜や果物までおすそ分けでお持ち帰りすることになります。

\出雲の自然の恵みをおすそわけ/

出雲に移住?

出雲は物価も地価も安く、自然に恵まれた素晴らしい土地なので、スローライフを楽しみたいという方にうってつけです。

特に田舎は空き家や使われていない田畑が増えてきているので、「退職後はのんびりと畑仕事でも」とお考えの方、移住先の候補にいかがでしょうか。

畑で草取りをしていたり、単に散歩しているだけでも、「お茶」に誘われる土地柄です。

「でも、近所に越してきたからって、よく知らない自分のことを誘ってくれるかなぁ」と心配の方、だったらまず、自分から出雲のおもてなしの心を実践してみてはいかかでしょう。

田舎の人たちは「新たに地域に参入してきた人と打ち解けにくい」のではなく、「近所づきあいをしたい人かどうかわからないし、声をかけて迷惑に思われないかなぁ」と遠慮している人が大半(少なくともうちの周りでは)です。

「でも、何の話をしたらいいのか…」という方には、田畑作りのあれこれを話題にすることをお勧めします。自分が作っているかどうかは関係ありません。おそらくあっという間に時間が過ぎていることでしょう。

しまね移住情報ポータルサイト「くらしまねっと」が移住相談窓口を始め、移住に関する支援やサポート情報も提供していますので、詳細に関してはそちらをご覧ください。

出雲に観光?

出雲大社

移住はさておき、観光なら市内に出雲大社荒神谷遺跡が、近くには世界遺産に登録された石見銀山もあります。

もちろんそういった有名どころも観光にお勧めですが、地元民だからこそ、ぜひともお勧めしたい場所やアクティビティが他にもあります。

  • 温泉地巡り:島根では「玉造温泉」が有名ですが、実は「えっ、こんなところにも?」というくらいに、源泉の異なる大小さまざまな温泉が県内全域に点在しています。
    • 私が住んでいるのは出雲でも田舎のほうですが、町内に2つ、周辺(といっても出雲市内)の3つの町に7つのすべて源泉の違う温泉があります。自家用車での観光旅行なら、こういった温泉巡りをしてみるのはいかがでしょう。他にも、
    • 出雲市内から1時間くらいかかりますが、お隣の大田市には知る人ぞ知る「池田ラジウム鉱泉 」という冷泉もあります。
    • 個人的な一押しは「美又温泉」です。こちらは出雲市からだと2時間は軽くかかると思いますが、お湯がぬるぬるしていて、お肌がつるっつるになります。
  • 夏だけ開園の「八雲風穴」(出雲市朝原1671-1):昔は冷蔵庫代わりにも使われていたという風穴で、中には木造3階建ての建物があります。
    • 天然のクーラーとも言われる冷気のもとは「福寿泉」という地下水で、近くにはその名水を飲める場所があります。
    • スピリチュアルスポットとして有名な須佐神社が同じ町内にあるので、セットで訪れるといいかもしれません。
    • もちろん、冷えた体を温めてくれる温泉もすぐ近くにあります。
    • 出雲ではありませんが、島根には石見銀山跡を始め、ほかにもクーラースポットがあるので、夏場限定ですが、クーラースポット巡りも島根観光のおすすめです。
  • 韓窯神社(出雲市唐川町字後野408):韓窯(からかま)神社は出雲神話にゆかりの深い神社です。
    • お社にたどり着くには大きな岩の割れ目(幅約35-40cm)を通り抜けるしかなく、参道を産道に見立てて、子宝に恵まれると言われています。
    • 山道を延々歩き、険しい階段を上り、さらに狭い隙間を通り抜けてやっとたどり着ける観光地です。運動靴必須。
    • 出雲大社からさほど遠くないので、特にカップルに出雲大社とセットでおすすめです。

「もっと他の観光名所はないの?」という方は『楽天トラベル旅ノート』でもお得な旅情報が得られます。

ということで、1度観光がてら、出雲に立ち寄ってみませんか。そして歩き回って疲れたら、のんびりと休憩(たばこ)していってください。

ちなみに私はこの記事を休憩(たばこ)しながら、もくもくと書きました。

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