温暖化の影響なのか、世界中で異常気象が発生している今日この頃。
天気について学ぼうとすると、その先には甚大な被害を及ぼしかねない自然災害が…。
今回ご紹介する絵本は、日本の子どもも外国人も、楽しく天気や自然災害に関係のある言葉を学べる長谷川義史作の『やまださんちのてんきよほう』です。
どんな絵本?
やまだ家の1日の様子を天気予報になぞらえた、1コマ漫画ふうのユーモア絵本です。
天気と人の行動や感情がダジャレによってうまくリンクしているだけでなく、言葉とコミカルな絵がピッタリマッチしています。
表紙の見返しには、表にも裏にも天気にまつわることわざ、絵本の左下にはお父さんの会社バージョンの天気予報まで載っています。
学習のお供としてはもちろん、お疲れ気味の大人にもおすすめの1冊です。
発行日: 2005年3月
大きさ:21.0×26.7cm
ページ数:32ページ
対象年齢:3歳以上
理解度チェックのアクティビティ
絵カードを使ったかるた
それぞれの絵カードは『登録不要・無料ダウンロードのイラスト素材(自然・生き物・食べ物編)』内の「天気・自然災害」から無料でダウンロードできます。
絵カードをまとめたものは「天気・自然災害カード(まとめ)」からコピーを入手してください。(Google アカウントが必要です。)
遊び方1:
- 平らなところに絵カード(1セット)を広げる。
- ひとり、または2~3人で、教師の読み上げた言葉のカードを取る。
遊び方2:文字が読める年齢の子どもが対象
- それぞれ絵カードの裏に意味を書いておく。
- 2~3人に1セットの絵カードを渡し、平らなところに絵の面が上になるようにカードを広げる。
- 順番に好きなカードを1枚選び、何のカードか言う。
- 当たったら、カードを手元に置いて次のカードに挑戦。外れたら、正しい答えをメンバーに見せて元の位置に戻す。(この時、カードを混ぜても混ぜなくてもOK。)
- 次の人が挑戦。
- 全部のカードを誰かが取るまで続ける。
Googleスライドを使った三択クイズ
「天気・自然災害ワードクイズ」のスライドはこちらからコピーを入手してください。(Google アカウントが必要です。)
遊び方:
質問のスライド(2~17)は、それぞれ1つの絵と3つの選択肢で成り立っています。(画像1参照)
クラス全体でスクリーンに映したスライドを見てクイズをするときは、教師が子どもにどの番号を選ぶか質問し、子どもに代わって選択肢をクリックします。(この時、教師が字を読んであげれば、文字を読めない子もクイズに参加できます。)
絵を見て、正しい答えをクリックすると、同じ絵のスライドにジャンプします。(画像2参照)
間違った答えを選ぶと、違うスライドに飛びます。(絵が違うので、間違いだと分かります。)「最初に戻るボタン」をクリックして、そこから質問のスライドに戻ってください。(現時点で、Google スライドには「最後に表示したスライドに戻る」ためのリンクを貼ることができません。)
スライドのコピーを各自に配れば、一人ひとり自分のペースでクイズをすることができます。
スライドのコピーの配布の仕方は、『画像のダウンロードはSimple Download Monitor、PDFならメディアのリンク、文書はGoogleドキュメントのコピー(ユーザーへの素材・資料配布)』の「Google ドキュメントのコピーの配布の仕方」を参照してください。
Power Pointを使った三択クイズ
パワーポイントだと「最後に表示したスライド」に戻るためのリンクが貼れるので、Googleスライドをパワーポイントに変換したのち、戻るボタン(+リンク)を作り直しました。
こちらのコピーは以下のダウンロードボタンから入手できます。
最後に
今回ご紹介した絵カードを使ったアクティビティは、言葉とイメージをマッチさせるためのものなので、どちらかというと幼児教育よりも日本語教育向きかもしれません。
もっとわいわいがやがやできるアクテビティがいいという場合は、アクションゲームがおすすめです。
用意するもの:
- サングラス
- 長靴や傘などの雨具
- マフラーなどの防寒具
- 特定の天気や自然災害を連想させるもの
など、天気や自然災害に関連した小物
遊び方:アクションの種類
教師の発する言葉によって、子どもは正しいアクションをとらなければなりません。
(例)
- 雨や雪:必要な小物を手に取る
- 雪崩:教室の左右に移動する
- 津波:椅子の上に上がる
- 地震:テーブル等の下に隠れる
絵本と言うと、子ども用と思われがちですが、大人にとって癒しになるものもたくさんあります。
ぜひ子どもたちが一緒でも一緒でなくても、『やまださんちのてんきよほう』で笑顔になってください。