今回ご紹介するのは、アメリカ人ならだれでも知っている簡単なエクササイズ系の教育ツールです。
子どもたちが楽しく英語を学ぶのに役立つのはもちろん、研修や会議の気分転換やアイスブレイクとしての活用も有効です。
凝り固まった体をほぐすだけでなく、コミカルな動きを通じて参加者の間に笑いと一体感が生まれます。
キャンプイベントやオリエンテーションでも大人気間違いなしのアクティビティを、ぜひ1度お試しください。
チキンダンス(Chiken Dance)
チキンダンスは1950年代にスイスのアコーディオン奏者が作曲したもので、オリジナルのタイトルは「チキン」ではなく「ダック(あひる)」でした。
英語の学習用に使うときは、動きに合わせて単語を言うといいでしょう。アメリカだけでなく西洋圏ではよく知られたダンスなので、ALTが一緒の授業にお勧めです。
- 顔の横で手指をくちばしのようにパクパクさせる(Beaks)
- わきの下にげんこつにしたて思ってきて羽のようにパタパタさせる(Wings)
- 肩とお尻を振りながら身体を下げていく(Tail and FeathersまたはWiggle)
- 手をたたく(Clap your hands)
- となりの人と反対向きに腕を組み、くるりと回る(Turn)
- 参考動画では5番目の動きの様々なバージョン(ひとりでできるものを含む)を紹介しています。
ホーキー・ポーキー(Hokey Pokey)
こちらは日本の子供番組でも紹介されたりしているので、ご存じの方も多いと思います。
「アブラハムの子」をご存じの方は、その英語バージョンと考えるとイメージしやすいのではないでしょうか。
半日以上続く会議や研修では、90分に1度、10-15分の休憩をとることが推奨されています。
こういった簡単なエクササイズをすることで、血の巡りがよくなり、リフレッシュした気分で残りのセッションに臨めるだけでなく、参加者同士の会話も弾みます。
ハムスターダンス(Hamster Dance)
歌詞というほどのものはないので、授業では英単語の学習よりも子供の関心を惹きつけるのに最適のアクティビティです。
アメリカの小学校の中には全校集会の時に全員参加で踊る学校もあります。日本のラジオ体操のような感じでしょうか。
国際交流のイベントや英語キャンプで利用すると、初対面の参加者同士がすぐに打ち解けられます。
PS4、Wii、Xboxにも入っているようなので、お持ちの方はチェックしてみてください。
おまけ:Let’s Move!(体を動かそう!)
「Let’s Move!」はオバマ政権の時代に、「小児肥満を減らし、子どもたちに健康的なライフスタイルを」という目的で、ファーストレディが立ち上げたキャンペーンです。
成果のほうは今一つだったようですが、このキャンペーンは歌手のビヨンセとのコラボ「Let’s Move! Flash Workout」で一躍有名になりました。
このダンスワークアウトはある程度体力がいるので、同じ授業でも英語ではなく体育、研修や会議の気分転換よりもキャンプイベントやオリエンテーションに向いています。
私が勤務していた米軍基地教育事務所管轄の高校も、このオフィシャルビデオに参加しています。(どのグループかわかるかな。)
なお、アイスブレイクアクティビティについては、他にも「アメリカ人と検証!アイスブレイクアクティビティお勧め5選|ビジネス研修の活性化!」で紹介していますので、そちらも是非一読あれ!
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