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定年後何をすればいいかわからない|生きがいの見つけ方としなければいけないこと・しないほうがいいこと

退職後の生き方・暮らし方

定年を間近に控え、ふと気づいてしまった。

「これから何をすればいいのかわからない」

今回は、そんな定年間際の人たちに向けて、退職後の暮らしを充実させるポイントをご紹介します。

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定年後に何をしていいのかわからない人の特徴

ポツンとブランコに乗る

仕事中心の生き方をしてきた

「仕事第一」というわけではなくても、仕事をすることで自分の役割や存在価値を見出していた人は、退職したとたん、手持ち無沙汰になり、「誰からも必要とされなくなった」ように感じる傾向にあります。

そういう人は「仕事」はあくまでも生活の手段であり、仕事がなくても自分には価値があることを認識する(自己肯定感を高める)ことが大切です。

周囲とのかかわりが薄い

学生時代の友人とはいつの間にかすっかり疎遠になっていた。

ご近所とは挨拶程度の付き合いしかしていない。

職場の同僚とも仕事上の付き合いしかなかったという人は、集団の一員から一人になったことで、途方に暮れてしまいがちです。

たとえ家族と暮らしている人でも、長年日常生活にかかわる雑事しか一緒にしてこなかったのであれば、やはりひとりぼっち感は否めないのではないでしょうか。

これといった趣味がない

好きな物・事、趣味がある人は、どんなに時間がなくても、どうにかやりくくりして自分を楽しませるすべを持っています。

けれどそういった対象がない人にとっては、目の前に広がる自由な時間は退屈だったり、苦痛でしかないのかもしれません。

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定年退職後にしなければいけないこと

諸手続き

各種手続き

定年退職後には、特定の期間内に必ずやらなければならない手続きがいくつかあります。

  • 健康保険の切り替え
  • 雇用保険の求職者給付
  • 国民年金
  • 住民税の支払い
  • 確定申告(退職した後、年内に再就職しなかった場合。*総収入額が20万円以下の場合は不要)

なお、こういった手続きの中には①役所等に出向く必要があるもの、②郵送が可能なもの、③オンラインでの手続きが可能なものがあります。

必要書類

退職後の諸手続きには、①会社から受け取るものと②自分で用意するものの2種類の書類等が必要です。

会社から受け取るもの
  • 雇用保険被保険者証
  • 健康保険の資格喪失証明書
  • 離職票
  • 源泉徴収票
  • 退職証明書
自分で用意するもの
  • マイナンバーカード(持っていない場合は身分証明書)
  • 通帳(または口座情報がわかるもの)+印鑑
  • 各種申請書(役所の窓口等で入手可能)

財政状況の把握

厚生労働省の「簡易生命表(令和4年)」によると、2022年の日本人の平均寿命は84.07歳(男性で81.05歳、女性で87.09歳)だそうです。

一方、2021年に改正された「高年齢者雇用安定法」では、定年制の廃止や70 歳までの継続雇用制度(再雇用制度・勤務延長制度)の導入が努力義務として挙げられていますが、「就労条件総合調査結果の概況」(令和4年)の概要を見る限り、実際はいまだに8割弱の企業が定年の年齢を60歳と定めています。

そして老齢基礎年金の支給は原則65歳からです。

現代はキャッシュカード・クレジットカードの利用やキャッシュレス決済に加え、ペーパーレス化が進んだせいで、自分にどれだけの財産(あるいは借金)があるのか、見えにくくなっています。

定年後の20~30年を安心して暮らせるかどうか、退職金、年金、預金、ローン、医療保険など、金銭にかかわるあれこれを一度きちんと確認しておいたほうがいいでしょう。

そうすることで、

  • 何歳から年金を受け取るべきか
  • ローンがある場合は支払期間や条件を変更すべきか
  • 再就職は必要か
  • 保険の見直しは必要か

など、今後の人生設計にある程度の見通しが立つはずです。

リクルートが運営する「ファイナンシャルプランナー」は、

  • ライフプラン設計
  • 介護資金
  • 貯金
  • 資産運用
  • 家計見直し
  • 老後資金

など、お金に関する相談が無料で何度でもできる保険チャンネルです。

生きがいの見つけ方

Happy Life

とりあえず退職直後の数日から1週間ほどは「定年退職後にしなければいけないこと」をこなしていくうちに過ぎ去っているでしょう。

けれど、やることを終えてしまった後の長い時間を持て余すのではなく、充実したものにするにはどうすればいいのでしょうか。

充電

おそらく「定年後に何をしていいのかわからない人の特徴」を見て思い当たる節があったという人は、心にぽっかり穴が開いているような状態でしょう。

そこで、ひとまずやるべきことを済ませたら、気力と体力の充電をしましょう。

気づいていないかもしれませんが、60年も生きていれば、心にも身体にも長年の疲れがたまっています。

とにかく罪悪感を一切持たずに、動きたくなるまで何もしないのがいちばんです。

家族と一緒に暮らしていて、普段家事に従事している人も充電期間中は完全にお休みをもらいましょう。

生きがい探し

充電が完了したところで、初めてやりたいこと・生きがい探しを始めます。

注:ここからは再就職の必要がない人への提案です。

探し方1:旅行

自分が何に興味を持っているかわからない人は、いつもと違う世界に触れることのできる旅行がお勧めです。

新しい何かを見つけたり、これまで見過ごしてきたものの良さに気づかされるかもしれませんし、新たな出会いがあるかもしれません。

自宅だとどうしても罪悪感なしに充電期間が持てないという人は、旅行期間を充てるのもいいでしょう。

一人旅もよし、疎遠だった友人を誘うきっかけにするのもよし、夫婦や家族が一緒でも構いません。

ツアー旅行なら、流れに身を任せるだけなので、気楽な旅が楽しめます。

探し方2:学習講座

習い事や資格を習得するための学習講座の中に興味をひくものがないか探してみるのもお勧めです。

講座に通って(登録して)頭や指先を使えば、脳の活性化につながってボケ防止にもなりますし、そこから得た知識や技術、資格が結果的に収入をもたらす可能性もあります。

地方紙やコミュニティペーパーなどで「○○講座生徒募集」といった広告を見かけたことはありませんか。

雇用保険の求職者給付でお世話になるハローワークでも、職業訓練という形で学習の機会を無料で提供しています。

できれば自宅にいながら学習したいという人にはオンライン・通信学習講座の資料を請求してみるという手もあります。

探し方3:ボランティア活動

外出や他人と会うことが苦痛でない人は、地域のボランティア活動に参加してみるのもいいでしょう。

何よりも社会貢献になりますし、活動を通じて性別も年代もバックグランドも様々な友人・知人が増えるだけでなく、そこでできた人脈のおかげで本当にやりたいことが見つかるかもしれません。

探し方4:写真撮影

最近はお年寄りから子どもまで、誰もかれもがスマホを持っている時代です。

しかもこの数年でスマホの機能・性能は格段に上がっています。

カメラの性能もその1つ。

物でも、人でも、景色でも、大きなものでも、小さなものでも、とにかくふと目についたものの写真を撮って、眺めてみましょう。

なぜその写真を撮ったのでしょうか。

何が気になったのでしょうか。

もしかすると小さなデジタルの世界に、あなたの心に触れる何かが映りこんでいるかもしれませんよ。

しないほうがいいこと

No

ついに興味を惹かれるもの・やりたいことが見つかったからと言って、「さっそく実践しよう」というわけにはいきません。

没頭しすぎると、今後の生活を脅かすことにもなりかねない活動があるからです。

金銭に係わる脅威

勝負事・ゲーム

パチンコや競馬といった勝負事やゲームは本来運営者側に儲けが出るようにできています。(そうでなければ商売として成り立ちません。)

にもかかわらず、「もうちょっとで勝てそうだから」「次に進めそうだから」「今度こそ」と、次々にお金をつぎ込ませてしまう中毒性も問題です。

お店やレース場に行く際にはクレジットカードを持たない、限られた現金しか持たない、オンラインの場合なら、課金に制限をかけるなどしておかないと、あっという間に老後の資金はなくなっているでしょう。

大口の投資

退職金というまとまったお金も入ったことだし、これを元手にさらに大儲けしようと夢を見る人は少なくありません。

けれど、投資というのは初心者が運任せで儲けられるほど甘くはありません。

まずは投資についてきちんと勉強し、なくなっても将来困らない範囲内の金額で、あくまでも少額のみの投資にするか、積み立て型にすることをお勧めします。

推し活

若い世代を中心に広まっている「し活」という言葉をご存じですか。

推し活というのは、芸能人やアニメ・ゲームのキャラクターなど、自分の好きな「推し」(ひいきの対象)を、よく言えば、様々な形で応援する活動のこと、悪く言えば、応援が高じて我が身を削ってまで推しにのめりこんでしまうことです。

「60を過ぎて、推し活なんてありえないよ」と思われるかもしれませんが、推しの対象は何も芸能人やキャラクターだけとは限りません。

ある団体に全財産を寄付していたとか、誰かに入れあげてすっからかんになったという話など、珍しくもなんともありません。

「金の切れ目は縁の切れ目」

くれぐれも心の穴を埋めようとして、財布に穴をあけないように気をつけてください。

健康にかかわる脅威

過度な運動・無運動

メタボを解消して、老後を健康に過ごしたいという気持ちはわかりますが、体力も筋力も落ちてきている身体に負荷をかけすぎるのは禁物です。

動くと思っていた足が動かなくて、転んで骨折なんてことになったら、本末転倒もいいところです。

逆に、全く運動しないと生活習慣病の発症や悪化のリスクが上がり、心疾患や脳血管疾患といった三大疾病のうちの2つにつながる危険性が高まります。

退職後の健康管理には、ストレッチや散歩、太極拳やヨガなど、動きの緩やかなもののほうが向いています。

孤立化・外界の遮断

いわゆる引きこもりの状態が続くと、運動不足によって筋力が低下し、脳の働きが鈍ってきます。

また、社会とのつながりを失ったことで孤独を感じ、鬱やネガティブ思考に陥りやすくなります。

充電期間中はともかく、1日中ひとりで家(部屋)にこもって過ごすような活動は心身の健康に良くありません。

短時間で構わないので、コンビニに買い物に行くなり、散歩をするなり、毎日の外出を心がけましょう。

最後に

定年後の暮らしを充実したものにするためには、人生に何らかの目標(生きがい)が必要です。

まずはやらなければならないことを済ませ、いったん気力と体力が充電できたら、旅行や学習、ボランティア活動などを通じて、焦らず急がすに自分が本当にやりたいことを見つけましょう。

ただし、今後の生活に悪影響を及ぼしそうなことには、興味があっても手を出さないようにするか、ほどほどで押さえるように注意しましょう。

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