あなたの座右の銘はなんですか。
座右の銘(ざゆうのめい)
つね日頃から手元に書き記しておく、心に刻みつけるなど、生きていくうえで自分自身への戒めにしていることば。
人生初の「座右の銘」
はじめて「座右の銘」という言葉を聞いたのは、小学6年の終わりごろ、「中学生になるにあたって、人生の教訓となる『ことわざ』か『四字熟語』を選ぶように」と担任に言われたときでした。
周りの目ばかり気にしていた当時の私は、自分がどうしたいかではなく、どれを選べば先生に評価されるかを基準にして、「石橋を叩いて渡る」を選びました。
おそらくそのことわざを心にとめておいたおかげでしょう。
その後、私の忘れ物をする回数は格段に減りました。
しかし同時に、周りにどう思われているのか(ことわざ通りのきちんとした人だと思われているのか)がますます気になるようになりました。
「建前(外)」の座右の銘
ところで、もしもあなたが面接対策の座右の銘を探してこの記事にたどり着いたのであれば、残念ながらそういったもの(「面接官に好印象を与えるお勧め座右の銘」「座右の銘に関連した面接での質問に対する回答例」「座右の銘を選ぶときのポイント」)は出てきません。
というのも、私は面接用の座右の銘を、あくまでも「建前」(外面・見せかけのためのもの)と考えているからです。
座右の銘に囚われる
面接の場で自分を売り込むのに使った建前の座右の銘。
仕事も手に入ったことだし…とその言葉を自分への励ましや戒めに、頑張ってきたあなた。
四六時中、優等生やってて疲れませんか?
1つ、実例を挙げてみます。以前「医者から早めの手術を勧められてるんだけど、ほかの人に迷惑もかかるし、夏休みまで待つつもり」と言う教師がいました。夏休みまで、まだ2か月もあった頃の話です。
何で⁈その責任感の強さは称賛に値するけど、いつ手術したらいいか悩んで、夜も眠れないって言ってなかったっけ?
実は、この先生がアメリカンスクールの日本語・日本文化教師の職に応募してきたとき、私は面接官のひとりとしてその場にいました。
すべて英語での面接だったので、「座右の銘」という言葉こそ出ませんでしたが、質問に対する受け答えの様子から、まじめで我慢強くて、問題に直面してもフレキシブルに対応できそうな人だなと感じたのを覚えています。
この先生ですが、まさに思った通りの人だったので、職場での評判も良く、この話を聞くまでは「いい人を選んでよかった。これなら心配いらないな」と思っていました。
しかし、優等生すぎて、自分の力だけではその枠から抜け出せないでいました。
そんな先生をそのまま放ってはおけません。
「本音(内)」の座右の銘
私たちは生きるために働いているんであって、働くために生きているんじゃないよ。
建前(外)の座右の銘は、それがどれだけ社会人としての自分を支えてくれるものであっても、健康を脅かすようでは意味がありません。
そこで私がお勧めするのが楽に生きるための「本音(内)」の座右の銘を持つことです。
頑張りすぎない自分でいるためには、どんな言葉や言い回しを選べばいいでしょうか。
「座右の銘」に形式はありません。
ことわざや四字熟語、あるいは有名人の名言など、何でもありです。あなたにとって、「そのままの自分を受け入れ、無理をせずに済む座右の銘」を選びましょう。
私はとっくの昔に「石橋をたたいて渡る」のをやめました。今では、
- 棚からぼたもち
- 果報は寝て待て
- 笑う門には福来る
- 柳に風のどこ吹く風
を信条に暮らしています。
「いつかどこかからひょっこり幸運が舞い込んできたりして」と特に期待もせず、あるがままに、我がままに、笑顔で過ごせる毎日です。他人の目にどう映るかなど、どうでもいいんです。
仕事に疲れているあなた、現在、就職活動をしているというあなたも、自分らしくいられる「本音(内)」の座右の銘を探しませんか。
そして「建前(外)」の座右の銘と使い分け、今より楽に生きていきましょう。
6月20日追記:
実は5月末からハローワークで就活中でしたが、「建前」の座右の銘を必要とする前に、自分らしくいたおかげで、本当においしい話が舞い込んできました。
よかったら「ウエブ制作初心者のハローワーク活用メリット|公的職業訓練を受講してスキルアップ!」で、実例をご確認ください。
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