ホームページ制作を依頼したいけれど、どこに頼めばいいかわからない。
今回の記事ではそんな個人、または小規模事業者向けに
- サイト制作を依頼する際の注意点
- おすすめのサイト制作関連会社・個人(フリーランス)
- 自作するなら
について説明します。
サイト制作を依頼する際の注意点
予約申込み機能さえあればOK。
ブログなんだけど、アフィリエイトやアドセンスで収益化できるようにしたいのよね。
サイトで寄付金とか集められるといいかな。
オンラインでも商品を販売したいんだけど…。
サイトの目的と種類
一口にウェブサイトと言っても種類は様々で、サイトの目的・用途によって、合うタイプと合わないタイプがあります。
LP(ランディングページ)
商品やサービス、イベント等の資料請求や予約・お問い合わせなど、ユーザーのアクションを得ることが目的のサイトです。
もともとはユーザーが最初に着陸(ランディング)するページを意味していましたが、今ではすべての情報を載せている縦長に並べた1ページで構成されるサイトを指すことが多いです。
コーポレートサイト
コーポレートサイトは企業の公式ホームページで、企業情報、サービス内容、お知らせ、採用情報など、あらゆる情報を網羅しているため、必然的にページ数が多くなります。
取引を検討中の潜在顧客や就職活動中の人たちにいい印象を与えつつ、企業に関する疑問・質問に答えることが主な目的です。
ECサイト
ECサイトとはいわゆるネットショップのことで、目的はずばり商品の販売です。
商品ページ、運営者情報、特定商取引法に基づく表記といったネットショップならではのコンテンツに加え、ショッピングカード機能や決済機能、商品の種類が多い場合にはフィルター機能などが必要です。
ブログ(サイト)
ブログサイトは個人の考えや意見を高い頻度で発信することがメインのサイトです。
収益化を目的としたブログの場合はサイト内に広告が掲載されています。
依頼する側の意図を的確にとらえ、目的達成に最適なタイプを提案してくれる相手を選びましょう。
制作料金
サイト制作を依頼する際、個人や小規模事業主にとって最も気になるのはやはり「料金」ではないでしょうか。それもできれば安いほうが好ましいと考える方が多いと思います。
私が調べた限りですが、サイトを1つ作成してもらうのに、下は1万円から上は数百万と、依頼する相手によって料金はピンキリでした。
基本的には
- 個人(フリーランス) → ウエブサイト制作会社 → 広告代理店
- テンプレート使用 → テンプレート+カスタマイズ → 完全オリジナル
の順に料金が上がるので、安さを重視するのなら、個人(フリーランス)にテンプレートを使用したサイト制作を依頼するのがいちばんでしょう。(格安の料金を提示している制作会社もないわけではありません。)
また、制作料金はサイトのページ数、導入する機能の数が増えることでも高くなるので、料金を抑えたいときはどうしても必要なページ数・機能だけを盛り込んだホームページの作成を依頼するといいでしょう。
制作料金の安さだけにこだわりすぎると、その他の注意事項に目がいかなくなる可能性があります。
必ず複数の依頼先を比較検討し、制作料金と仕事の内容が合うところを選びましょう。
制作日数
サイト制作にかかる日数は、サイトのページ数や導入する機能の数で大きく変わります。
平均では1か月から3か月(本契約前の準備段階を含む)と言われていますが、中には「最短1週間で納品可能」と謡っている制作会社や個人(フリーランス)も存在します。
なお、依頼を検討している相手のホームページを見れば、「制作の流れ(フロー)」や「Q&A」の項でおおよその制作日数が確認できるはずです。
制作日数が長くなるようでも、納得がいくまで準備段階での打ち合わせに時間をかけましょう。
また、制作者側の理由で納期が守られなかった場合の条項が本契約に盛り込まれていると安心です。
サービスの内容(もっとも重要!)
例えば、出雲市にある保護猫団体「ここにゃん」のホームページを制作して公開したとします。(あくまでも仮定の話で、出雲にそんな名前の保護猫団体は存在しません。)
GoogleだろうとYahoo!だろうとBingだろうと、「出雲市」「保護猫」で検索しても「ここにゃん」が出てくるとは限りません。
検索で見つけてもらうようにするにはSEO(検索エンジン最適化)対策が必須です。
他にもSNSと連携させたり、どんなデバイス(PC・タブレット・スマホなど)にも対応させたりと、そのサイトをどれだけユーザー(閲覧者)の目に触れさせるか、ユーザーにとって利用しやすいものにするかといった対策をしないと、集客にはつながりません。
また、公開後何らかの不具合が生じることもありますし、使用している機能等を更新する必要が出てくるかもしれません。
最低でも以下のサービスがサイト制作に含まれているかどうか、含まれているなら有料か無料か確認しましょう。
- SEO対策(内部だけでなく外部も含まれているほうが望ましい)
- レスポンシブ対応(どんなデバイスにも対応している)
- SNS連携
- アフターサービス(修正や更新のお手伝いなど)
信頼性
―― いつまでたってもホームページが完成しない。
―― 出来上がったホームページが期待していたのと違った。
―― 入金したとたん、トンずらされた。
誰だってそんな目には合いたくないでしょう。
ちょっと高くても、有名だったり、大手のほうが安心じゃないの?
やっぱり地元に根付いてる人に頼んだほうがいいですよね?
フリーランスの人でも業績があって、口コミがよければ大丈夫でしょ。
その通りかもしれません。
けれどサイト制作を始めたばかりでこれから実績を積みたいと思っている個人(フリーランス)や小規模制作会社が信用できないというわけではありません。
むしろ始めたばかりで実績が少ないからこそ、より低価格なうえに丁寧で、依頼主に寄り添い、サービスが他より充実しているところもあります。(同じ個人・フリーランス・小規模事業主として、この点に共感できる人も多いと思います。)
ではどうすればリスクの少ない個人(フリーランス)や小規模事業主を選べるのでしょうか。
目安の1つに支払いの方法とタイミングがあります。
支払いの方法と タイミング | 依頼する側にとってのデメリット |
納品前の一括払い | 完成品を見ていないため、出来上がったホームページに不満が残る 納期が守られない可能性がある 信頼できない相手だと、支払った全額を失う |
納品後の一括払い | この方法とタイミングを採用している依頼先が少ない (制作期間中はタダ働きになるから) |
納品前と納品後の 分割払い | 詐欺にあった場合、納品前の支払い金を失う 支払いに係わる手間と手数料が増える |
個人(フリーランス)や小規模事業主に限らず、依頼する側とされる側双方でリスクが折半されるので、一般的には「納品前と納品後の最低2回の分割払い」を採用しているところが多いです。
もう1つ、前にも書きましたが、契約違反があった場合の条項やキャンセルに関するポリシーの有無も、相手の信用度を図るうえで役に立つでしょう。
依頼する相手の信頼度は
- 大規模
- 知名度が高い
- 過去の業績が多く、口コミもいい
ほうが高くなりがちですが、
- 支払いの方法とタイミング
- 契約違反があった場合の条項
- キャンセルポリシー
を考慮に入れることで、小規模・無名・少ない業績の相手にも少ないリスクで仕事を依頼できるでしょう。
おすすめのサイト制作関連会社・個人(フリーランス)
制作会社
多少高くなっても個人ではなく制作会社に依頼したい人には、ホームページ.com をおすすめします。
- 東証プライム上場企業
- 年間2,000社以上の制作実績
- 初期費用0円キャンペーンあり
- 最短6営業日でスピード納品
- スマホ版・タブレット版の作成も追加料金なしで対応可能
- アフターフォローも充実
訪問またはオンラインで無料相談や見積もりをしてくれます。
クラウドソーシングサイト
個人(フリーランス)にウェブサイト制作を依頼するのであれば、「クラウドソーシングサイト」「スキルマッチングサイト」を使うのがお勧めです。
- クラウドワークス :78万社以上が利用する日本最大級のクラウドソーシングサイト
- ココナラ :TVCM放映で知名度UP!トラブルになりやすいお金のやり取りはココナラが仲介
- ペライチ :お客様の要望を伺いながら、ぴったりの制作パートナーを無料で紹介
クラウドソーシングサイトなら、「ホームページ制作」の募集に複数の応募がありますし、たくさんのクリエーターが登録しているので、条件を簡単に比較検討できます。
個人(フリーランス)
STUDIO・WiX・ペライチ を使用したセミオーダー式のサイト制作なので、コストパフォーマンスがよく、短納期。BASEを使用したECサイトの構築もできます。
何度も開きたくなるファーストビューが特徴で、オプションですが、小規模事業者持続化補助金ライティングも可能です。
何を隠そう、私の友人なので、詐欺られる心配はゼロ。親切・丁寧なお仕事を個人的に保証できます。
ペライチ ・STUDIO・WiX・WORDPRESSのテンプレート(無料テーマ)を使用したサイト制作が中心です。カラーミーショップやBASEのようなノーコードツールを使ったECサイトも作成しています。
オプションでオリジナルのイラストやアイコン制作、ロゴ制作、ライティングも可能です。
お気づきかもしれませんが、「Mana Mahna」は私自身が「まなまなSalon」プロジェクトの一環でやっているので、信頼度はどこよりも高いことを保証します。😊
自作するなら
悩んだけれど、結局「費用を抑えるために自分でウェブサイトを作ってみよう」と思い立った人も、中にはいらっしゃるでしょう。
最後にそんな人向けに、サイトの種類ごとにおすすめのサイト制作ツール・プラットフォームを簡単にご紹介しておきます。
ご紹介するツール・プラットフォームには、フリープラン(0円)でウェブサイトを作れるものもありますが、フリープランだとSEO対策があってないようなものなので、集客のためには有料プランが必須です。(注:ECサイトプラットフォームの場合は無料プランでもある程度のSEO対策ができています。)
LPサイト
ペライチ がいち推しです。
ブロックと呼ばれるパーツをドラッグ&ドロップで並べるだけで、誰でも簡単にしかも短時間でサイトが作れます。
無料の個別サイト制作サポートはもちろん、日本で生まれたサービスなので、しっかりとした日本語サポート体制が魅力です。
1ページ以上のウェブサイト
Wix
世界中で180カ国以上、1億6,000万人以上が使用しているイスラエル発のサイト制作ツールです。
Wixの主な特徴は以下の通りです。
- まずは無料でスタートできる
- 「無料で始める」をクリックするとフリープランが利用できます
- サイト制作の専門知識が不要
- 無料で使えるアプリ(機能)が豊富
STUDIO
日本発のSTUDIOはリリースからまだ5年ほど(2023年時点)ですが、WEBプロダクトの最新トレンドを発信しているメディアのデイリーランキングで1位を獲得するなど、世界的に注目を集めている新進気鋭のサイト制作ツールです。
STUDIOとその他のサイト制作ツールとの大きな違いは
- テンプレート利用(ノーコード)と0から自分でコーディングする2つの方法でサイト制作ができる
- 共同編集が可能
- 使い方ビデオ(マニュアル)が充実している
ではないでしょうか。
ジンドゥー
ジンドゥー は2007年にドイツで誕生。これまでに2500万以上のサイトが制作され、200万以上のユーザーが利用しています。
ジンドゥー 最大の売りは、
- 「AIビルダープラン」を選ぶと、質問に答えるだけで、AIがホームページを制作、自分のSNSから最適な写真まで選んでくれる
- 独自のアクセス分析ツール等を使ってユーザー分析が行える
- ホームページの立ち上げと同時に、ネットショッピングも始められる
の3点だと思います。
グーペ
グーペ はGMOペパボが提供しているサイト制作ツールです。
グーペ では最初から主要ページのコンテンツが用意されているので、どんな情報を入れればいいのかわからないというサイト制作初心者でもどんどん作業を進めることができます。
また、GMO提供ということで、カラーミーショップ (ネットショップ)などと連携しやすくなっています。
\15日間の無料お試し期間あり/
WordPress
ブログサイトに最もおすすめなのがWordPressです。
WordPressは6,000万人以上に選ばれているオープンソースのソフトウェアで、 既存のウェブサイトの43%がWordPressを使用しています。(2023年10月時点)
WordPressそのものは無料ですが、使用するには
- レンタルサーバー契約(有料)
- ドメインの取得・設定(サーバーにより有料または無料)
- SSL化(インターネット上のデータのやり取りを暗号化)
- WordPressのインストール
- WordPressテーマのインストール
- WordPressの初期設定
の手順を踏む必要があります。
一見「そんなの素人には無理」と思われるかもしれませんが、「クイックスタート」や「簡単セットアップ」を供えているサーバーを選べば、1‐5の手順がほんの10分ほどで完了します。
WordPressが簡単にセットアップできるレンタルサーバー
- ConoHa WING:サーバー処理速度No.1!ブロガーが使いたいレンタルサーバーNo.1!
- エックスサーバー :国内シェアNo.1!初心者に嬉しいホームページ無料制作サービスも。
- ロリポップ:WordPress表示速度No.1!
- シンレンタルサーバー :コスパNo.1!「エックスサーバー」の新たな形。
*1クリックでインストールできるテーマはサーバーごとに違います。
「まなまなライフ」(当ブログ)はConoHa WINGの簡単セットアップでCocoonテーマをインストールしています。
下記のボタンからWINGパック(12か月以上)お申込みで、なんと5000円割引!
しかも
- アマゾンでAmazonギフトカードを購入
- アマゾンでAmazonギフトカードを使ってConoHaカードを購入
- ConoHaカードでお支払い
で、クレジットカードのポイント+Amazonポイント分がさらにお得になります。
*まずはAmazonギフトカードを購入する*
―― 初めての購入なら ――
Amazonカード初回購入キャンペーンのクーポンコードをもらう
\お申込みはこちらから/
ECサイト
STORES
「不定期販売など、自分のタイミングで販売したい」人向きなのが、STORES のフリープランです。
STORES では、何と言っても「業界最安値の手数料(フリープラン:決済手数料5%+振込手数料275円、スタンダードプラン:決済手数料3.6%のみ)」が魅力です。
また、キャッシュレス決済や予約システムなど、時代にあったサービスも注目を集めるところです。
BASE
CMの影響もあって、2022年時点で手掛けたショップ数80万店以上と急成長を遂げているのがBASE です。
- 開設費用が無料で、月額利用料も不要
- 初心者でも使いやすいテンプレート
- 連携するショッピングモールアプリへの出店が可能
- スマートフォンひとつで出店可能
など、個人や小規模事業者が利用しやすいのが特徴です。
ただし、商品が売れた場合、販売手数料・決済手数料・サービス手数料・振込手数料がかかるため、商品の販売価格が低いと儲けが出にくいのがデメリットです。
カラーミーショップ
カラーミーショップ は2005年からサービスを提供している老舗のECサイトプラットフォームです。
まずは無料でお店を開設したい人向けに、初期費用・月額費用無料のフリープランが用意されています。
フリープランの場合、カラーミーショップ 最大の特徴である拡張機能(アプリ)の豊富さの恩恵にはあずかれませんが、初めてネットショップを開設する人や月商10万円以下の人がランニングコストを最小限に抑えて利用するのには最適なプランと言えるでしょう。(商品が売れた場合には、決済手数料(6.6%+30円ほど)がかかります。)
デメリットとしては、商品登録ページ数に制限がある(有料で登録ページ数を追加可能)ので、商品数が多いショップには不向きかもしれません。
因みに私の運営する「まなまなCraft」はカラーミーショップ のフリープランで開設したものです。
最近放ったらかし状態で、ちゃんとSEO対策をしていなかったこともあり、ひと月の売り上げが何か月も0円だったりと、月額費用無料のありがたさをしみじみ感じています。
最後に
サイト制作のコストは、
- 自作 → 個人(フリーランス)に依頼 → ウエブサイト制作会社 に依頼→ 広告代理店に依頼
- テンプレート使用 → テンプレート+カスタマイズ → 完全オリジナル
の順に上がります。
個人や小規模事業主の場合、何よりも制作料金に目が行きがちですが、他にも
- サイトの目的と種類がマッチしているか
- どれだけ準備段階に時間をかけられるか
- 単にサイトを作る以外にどんなサービスが提供されているか
- 信頼できる相手かどうか
を見極めることが大切です。
以上を踏まえ、サイト制作の依頼先は必ず複数の個人・会社を比較してから選ぶようにしましょう。
最終的に自作を選んだ場合でも、複数のサイト制作関連サイトを見て回ることでより良いサイト作りが可能になるはずです。