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アメリカで人気の「シークレットサンタ」のやり方|パーティーのレクリエーションゲーム?慈善活動?

シークレットサンタ

「今年こそ職場の仲間や友だちとクリスマスパーティーをするぞ!」というみなさん、レクリエーションに「シークレット・サンタ」はいかがですか?

それとも本家本元の「シークレット・サンタ」活動に参加してみるとか?

今回はシークレット・サンタに関連したクリスマスの楽しみ方についてご紹介します。

「やってみたいけど、職場の同僚も友人もクリスマスパーティーより忘年会って感じだからなぁ」という人にも、とっておきの企画が用意してあります!

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「シークレット・サンタ」(レクリエーション)

レクリエーションとしての「シークレット・サンタ」は、家族以外の人と楽しむクリスマスパーティで、「贈り主(サンタ)が誰かわからない(シークレット)ようにして行うプレゼント交換」のことを指します。

やり方はプレゼントを贈る相手が、①決まっているものと②運任せの2種類あります。

プレゼントを贈る相手があらかじめ決まっているシークレット・サンタ

この場合、まずイベントを企画した人があらかじめ参加者全員の名前入りのクジを作って箱か何かの中に入れておきます。次に、参加者にひとり1枚ずつクジを引いてもらいます。このとき引いたクジに書かれている名前の人が、自分がプレゼントを渡す相手です。

この方法のいいところは、どんなプレゼントを用意すればいいか決めやすいことです。贈る相手の年齢や性別・好みがわかれば、プレゼントの選択肢が断然狭められます。

パーティー当日は、プレゼントに受け取る相手の名前をタグ付けして指定された場所にこっそり置きます。このとき、贈る相手を決めるのに使ったクジを取っておいてタグに使うと、筆跡から贈り主がばれる心配がありません。

いよいよプレゼント交換となったら、参加者は自分の名前の付いたプレゼントを受け取ります。あとは順々にプレゼントを開けていき、何をもらったのかお披露目します。シークレットと言いながら、誰からの贈り物かを当てるゲームをすることもあります。

誰がどのプレゼントを受け取るか運任せのシークレット・サンタ

こちらの場合も参加者は指定された場所にこっそりプレゼントを置いておくのですが、当然名前のタグはつけません。

プレゼント交換の際にはまず誰が1番先にプレゼントを選ぶか決めて(方法は自由)、残りは席順に右回りにするとか、誕生日の早い順、指名制でもいいでしょう。ここでもプレゼントは選んだらすぐに開けてみんなに見せます。

贈る相手が決まっている場合と違って、このやり方だと自分に合わないプレゼントをもらう可能性があります。なので、自分がプレゼントを開けた後であれば、同じようにすでにプレゼントを開けた人に対して、プレゼントを交換するよう要求できる「横取り」ルールを取り入れることが多いです。

横取りの要求は一人1回までですが、プレゼント交換の間ならいつでも言い出すことができます。

横取りルール

「早い時点で気に入ったプレゼントをゲットできたと喜んでいたのに、あとから選んだ人に持っていかれた」「いいプレゼントを横取りしたのに、別の人にさらに横取りされた」というように、最後の最後まで自分が何をもらうことになるのかわからないのが、このやり方のおもしろいところです。ほしいものを手に入れられるかどうかは1回しかない横取りの要求をいつするかにかかっています。

ちなみにどちらのシークレット・サンタでもプレゼントの予算はたいてい決められていますが、運任せの方では誰が受け取るかわからないので、笑いの取れるプレゼントを用意することが多いようです。

クリスマスパーティーの予定がない人への提案

シークレットサンタLP

「クリスマスは楽しみたいけど、職場でパーティーなんてありえない」「友達とプレゼント交換ってガラじゃないしなぁ」というみなさん。

だったら、同じ思いを抱いている見ず知らずの者同士で集まってみては?

題して『シークレット・縁結び・サンタ・パーティー』

シークレット・サンタを利用して、マッチングアプリや結婚相談所に登録するよりも簡単に、しかも気楽に参加できる出会い系イベントを開催しようというのが、出雲大社のお膝元に住んでいる私からの提案です。

イベントの詳細(予定)は以下の通り。

  • 日時:2022年12月17日(土)午後2時-4時くらい
  • 会場:出雲市内の無料または低価格で利用できるスペース(おしゃれな場所を貸し切りにすると会場費がかかってしまうので、却下。)
  • 参加費:自分の飲み物代+会場費/参加者数
  • 参加者数:15-30名
  • 参加条件:
    1. 自分で結婚適齢期だと思っている人(学生は除く)
    2. 2000-3000円のクリスマスプレゼントを1つ持参できる
    3. クリスマスっぽいけれど、ダサ目の服装
  • イベントの内容:運任せのシークレット・サンタ式プレゼント交換+お知り合いになるためのゲーム
  • 応募方法:当ブログ内の「まなまなSalon」に後日掲載

ところで、ここで問題が2つ。

  1. ①参加者が15人に満たない、②明らかに参加者の男女比や年齢層が違いすぎる場合、イベントはキャンセル
  2. 会場は出雲市内の1か所のみ

1については、インスタで近々アンケートを取る予定なので、その結果を見てやるかやらないか判断します。

2022年11月13日追記:

残念ながら、「シークレット・縁結び・サンタ in 出雲」は開催されない運びとなりました。(「まなまなSalon」の初イベントになるはずだったんですが…。)

2は、「自分が開催してもいいよ!」という人がいれば、出雲市以外で開催してください。アンケートの取り方やイベントの準備・中身について知りたい人は「お問い合わせ」からご連絡ください。

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「シークレット・サンタ」(慈善活動)

クリスマスの慈善活動

さて、日本ではレクリエーションとして行われることの多い「シークレット・サンタ」ですが、もともとはアメリカ人のラリー・スチュワートというひとりの男性のことを指していました。

シークレット・サンタのお話

ラリーがシークレット・サンタと呼ばれるようになったのはこんなことがあったからです。


1979年のクリスマスの日に仕事を解雇され、自分自身が苦境に立たされていたにもかかわらず、ラリーはたまたま立ち寄ったお店で、暗い表情をしていた店員におつりの中から20ドル札をプレゼントします。

実は1971年に、ラリーは別の苦境のせいでとうとう無銭飲食をしてしまいました。いざ支払いの段になっても当然お金はありません。財布を探すふりをしながら、警察に突き出されることも覚悟していると、突然レストランの店員が「テーブルの下に落ちていた」と言って、ラリーに20ドル札を渡してくれます。

8年後、20ドル札と店員の様子を見て、過去の自分と見ず知らずの人の善意を思い出したのでしょう。ラリーはその後銀行からなけなしの貯金を引き出し、街で困っている人や貧しそうな人に20ドル札を配り始めました。

それから毎年、ラリーはクリスマスの日に道で人々に現金を渡すようになりました。シークレット・サンタの誕生です。

長い間、匿名(シークレット)で活動していたラリーですが、2006年がんの余命宣告を受け、遂にカメラの前に立ちます。

残念ながら翌年の1月にラリーは亡くなりましたが、貧しい人や困っている人への優しさや思いやりの心を広げたいという想いは、「シークレット・サンタ協会(シークレット・サンタ・USA)」という形で残っています。

「私もシークレット・サンタ協会の会員になりたい!」という人は「シークレット・サンタ・USA」にメールを送ってください。応募に締め切りはなく、会員になるための条件もたった1つ。「他人にどんな親切な行いをしたか協会に知らせること」だけです。

シークレット・サンタの活動

みなさんは「クリスマスの精神」という言葉を聞いたことがありますか?「真の喜びは贈り物をもらうことより与えることで得られる」というものです。

アメリカの一都市でひとりの男性が始めたシークレット・サンタの活動が、全米を中心に世界中に広まっていったのは、人々の心の中にこのクリスマスの精神があったからではないでしょうか。

パーティーでシークレット・サンタに興ずるのもクリスマスを楽しむ1つの方法ですが、「パーティーに参加するのはちょっと…」という人もいらっしゃると思います。そんな人はぜひもう1つのシークレット・サンタの活動に参加しませんか?

前述した「シークレット・サンタ協会」でも寄付を受け付けていますが、国内にも「あしながサンタ」という全国児童養護施設総合クリスマス寄付サイトがあります。

今年だけでもプレゼント交換に使うつもりだったお金を寄付に回して、真の喜びを味わえるクリスマスをお過ごしください。

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