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【職場におけるリーダーシップ】リーダーとして成功するために必要な能力・資質とは?

リーダーとして成功する

リーダーと呼ばれる立場の人はどこにでもいます。けれど、職場であれ、家庭であれ、友人間であれ、「この人にならついていきたい」と思わせてくれるリーダーはなかなか見つかりません。どうすればそんなリーダーになれるのでしょうか。

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リーダーの定義

「リーダー」というのは「リードする人、(他者を)率いる・先導する人」です。その役割は、「ある特定の目標に向かって、自分の下に集まった人たちを率先し、指導し、目標達成へと導く」ことです。

たいていは社長、班長、家長、クラブの部長のように、肩書に「長」」の付く地位にいる人たちが、リーダーにあたりますが、中には大工の棟梁のように「長」がつかない職種もあります。(教師も「長」はつきませんが、児童・生徒にとってのリーダーです。)

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リーダーに必要な能力・資質

リーダーとして成功するには、当たり前ですが、まずリーダーの地位に就かなければなりません。しかし、なりたいからといってリーダーになれるわけでも、みんながみんなリーダーに向いているわけでもありません。

リーダーになるためには、いくつか特定の能力・資質を備えている必要があります。

*今回は、職場におけるリーダーシップについて、話を進めていきます。

専門分野に関する知識・技能

例えば、あなたが内装工だとして、自分より知識や技術の劣るリーダーに仕事を指図されたら、どんな気がしますか。

「それは技術職だからでしょ」と思った人のために、事務職の場合も例に挙げてみましょう。自分が内装工事会社の経理担当部長だったとして、現場に出るわけでもないし、領収書に記載されている溶剤についてはよくわからないと仮定します。もしかするとその溶剤は本当は現場で使わないものかもしれませんし、水増しして注文されたものかもしれません。けれど内装に関する知識のないあなたには、気づきようのないことです。その結果、あなたは会社に損害を与える書類に、計算だけ確認して判を押すという重大なミスを犯したことになります。

何もその分野のエキスパートになれと言っているのではありません。けれど、リーダーとして自分のチームのメンバーに、組織に信頼されるには、最低限の専門分野に関する知識や技能を身につけたり、学ぶ姿勢を持っておく必要があります。

主体性と自主性

「主体性」とは「自分の判断で行動を決めること」を意味し、「自主性」とは「決められたことを自ら率先して行うこと(能動性)」を意味します。

リーダーには与えられたタスクを卒なくこなすことはもちろん、タスクを課される前に、自ら状況を判断してなすべきことを見極め、それに向かって行動を起こす力が必要です。それと同時に、自ら起こした行動だけでなく、自分以下のメンバーの行動に対しても、その結果に責任を引き受ける覚悟が必要です。言われたことだけやっていれば満足という人や、優柔不断で自分では何も決断できないというような人は、その人にどれだけ専門知識や技能があろうと、リーダーに向いているとは言えないでしょう。

運営管理能力

「運営管理能力」とは文字通りに解釈すれば「運営し、管理する能力」ですが、その対象は人材を始めとする資源、資産、情報、環境と多岐にわたります。また「運営管理」とは「組織の目標に向かって(対象を)動かし、その安定した状態を維持するだけに留まらず、さらに発展させること」を意味します。そのため、運営管理能力には、物事の細部と大局の両方を見る力が必要です。

ジグソーパズルを完成させるときのように、最終的な図柄を頭に描きつつ、それぞれのピースの特徴に注意を払い、周りのほかのピースとの関係も考慮に入れて、効率よく適所にあてはめていく。たとえピースが欠けてしまっても、臨機応変に欠けた部分を補い、あるいはあえてほかのピースも外して、完成図をより良いものに変えていく。そんな力がリーダーには求められています。

ジクソーパズル

統率力

「統率力」の意味を調べれば、おそらく「(メンバーを)まとめ、率いる力」といった説明が見つかるでしょう。これは、すでに挙げた資質や能力とかぶりますし、そもそも「リーダー」という言葉自体に「率いる」という意味があるので、「わざわざリストに載せるほどのことではないのでは」、と思われるかもしれません。けれど、他者を惹きつける特別な何かがなければ、リーダーとしてメンバーを動かし、まとめ、率いることはできません。

その何かを「カリスマ性」という言葉で表すのは簡単ですが、「カリスマ性」は一般的に考えられているような「超自然的な能力」ではありません。実際「カリスマ性のある人」とは「人情に篤い」とか「自己肯定感が高い」とか、単に「話術に長けている」、またはそういった特徴を複数兼ね備えている人を指します。

要するに、ここで言う「統率力」とは「他者を惹きつけるカリスマ性」を意味しますが、先ほども述べたように、カリスマ性は人それぞれ違いますので、自分の中の何が人を惹きつけられるのか見つけ出し、その資質・能力に磨きをかけましょう。

コミュニケーション能力

「コミュニケーション能力」とは「情報のやり取りを通じて、他者との間に意思の疎通を図る能力」のことで、この能力はリーダーのみならず、グローバル社会に生きる私たち誰もが身につけておきたいスキルの1つでもあります。

具体的には、言語学で言うところの読む・聞くにあたる「情報を収集し、取捨選択する力」、読む・聞くにあたる「情報をまとめ、自分の意見として発信する力」に加えて、「他者との交流の中で、意見を交換し、相手を納得させる力」といったディベートのスキルを必要としています。

リーダーとして成功するための能力・資質

リーダーになるのに必要な能力・資質を5つほど挙げましたが、リーダーとして成功するためにはさらなる資質・能力が必要です。

アクティブリスニング

「リスニング」と聞くと、「聞き取りテスト」を思い浮かべる方も多いでしょうが、ここで言う「リスニング」は「聞き取る力」ではなく「聞き取る姿勢」を意味します。

成功したリーダーは得てして「聞き上手」です。積極的に話を聞く姿勢は、相手に安心感を与えると同時に、会話の中から課題や問題を見つける手段にもなります。チーム内の人間関係を円滑なものに保つ上でも、アクティブリスニングは欠かせない要素の1つと言えます。

透明性

「透明性」が意味するのは、英語の「Open Door Policy(オープンドアポリシー)」のことで、文字通り、部屋のドアを開放したままにしておくことです。これにより、メンバーはリーダーに対して自由に意見や疑問、相談事を持ち込むことができますし、リーダーのほうでも隠し事がないことをメンバーに対して明白にできます。

(確か以前、ガラス張りの執務室を作った知事がいた気が…。)

メンバーに対する信頼と感謝

リーダーたるもの、チームの誰よりも仕事ができるのでしょう。けれど、何もかも自分でやっていては部下は育ちません。リーダーの役割はメンバーを導くことであり、そのためには仕事を任せるのが一番です。「自分でやったほうが早い」「もっとうまくできる」からと、思わず手を出したくなるところをぐっとこらえ、必要に応じて助言をする分でも、相手を信頼して見守るようにしましょう。

また、尊敬に値するリーダーは、「自分はチームにとって価値ある存在だ」とメンバー自身が感じられるように、彼らの献身と努力に対して、感謝の言葉をかけることを忘れません。

チームのメンバーは、機械の歯車でも、使い捨ての駒でもありません。信頼し、その成長を感謝の言葉とともに称えることで、相手からの信頼も勝ち取りましょう。

自己認識力

最後の1つは「自己認識力」です。自己認識力には、「自分自身をどれだけ正確に認識しているか」という内面的視点と、「他者の目に映る自分を認識する」という外面的視点の2つがありますが、特に重要なのは「内面的自己認識力」のほうです。

世の中に完璧な人間などいるはずもないのに、たいていの人は自分の欠点や弱みを認めたがりません。けれど「この人にならついていきたい」と思わせるリーダーは、何が自分の弱さなのかきちんと把握し、その事実をそのまま受け入れたり、逆に強みに変えています。

自然界では、弱さを見せることが死につながりかねませんが、人間社会においては攻撃の的となるよりも、むしろ相手に親近感を抱かせる武器になります。「まなまなライフ」の「あるがままに、我がままに」の精神で、弱さも含めた自分を大切にしてください。

まとめ

漢字で「天道虫」と書くてんとう虫は、植物の茎や花などの天辺まで登り、行き場がなくなると上に向かって飛び立つ習性があります。

この記事をきっかけに、みなさんがリーダーとして成功するための能力や資質を身につけ、さらなる高みへと昇っていけるよう願っています。

なお、リーダーシップ研修・セミナーを計画している方は、この記事を例に挙げた「ビンゴを使って研修やセミナーを活性化させる方法」もご覧ください。

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