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【犬のしつけ】基本のコマンドは日本語と英語どっちがおすすめ?

犬へのコマンド

犬のしつけには日本語よりも英語のほうが効果的だって聞いたんですが…。

確かに英語のコマンドには日本語にないメリットがあります。
けれど、うまくしつけられるかどうかは、結局のところ飼い主の教え方次第です。

今回の記事では、

  • 犬のしつけに英語を使うメリット
    • 基本のコマンド
  • 英語でのしつけが向いている人・向かない人
  • 効果的なしつけ(訓練)のコツ
    • ハンドシグナル・ジェスチャー(例)

について紹介します。

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犬のしつけに英語を使うメリット

犬は、ペットの中でもずば抜けて知能が高い動物です。犬種にかかわらず、平均して50以上の単語やフレーズが理解できると言われています。

ただ、どんな言葉でも同じように理解できるわけではなく、覚えやすいのは

  • 1〜2音節と短くシンプル
  • 母音(あ・い・う・え・お)がハッキリしている

言葉です。

また、聞き取りやすいのは

  • 高い声
  • 母音の中でも特に「あ・う・お」
  • 鋭い子音(p・k・d)の音

と言われています。

基本のコマンド

日本語と英語のコマンドを比較してみると、英語のほうが短く、シンプルです。

日本語(音節数)英語(音節数)
見て(2)Look(1)
お座り・座れ/座って(3~4)Sit(1)
待て(2)Wait(1)
そのまま・じっとして(4~5)Stay(1)
ダメ(2)No(1)
OK・よし・いい子(2~3)Good boy/girl(2)
付け(2)Heel(1)
伏せ/伏せて(2~3)Down(1)
離せ/離して・触らないで・下ろせ/下ろして(3~6)Leave it/Drop it(2)
来て・おいで・こっち(2~3)Come(1)
降りて(3)Off(1)
おうち・ベッド・ハウス(3)Bed/House(1)

*基本的に日本語は1文字1音節です。

また、1つのコマンドに対する言葉の種類も英語のほうが少ないので、犬にしてみれば、1つのアクションに対して1つの単語・フレーズを覚えればいい分、習得が楽です。

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英語でのしつけが向いている人・向かない人

ただ、いくら英語のほうが犬にとって覚えやすくても、とっさの時に飼い主の口から出てこなければ意味がありません。

英語を使いこなす自信がない人は、日本語のコマンドを使ったほうが、多少時間はかかってもしっかりとしつけられる可能性が高いです。

あるいは、基本のコマンドのうち、日本語だと長いコマンド「離して」だけ英語にするという選択肢もあります。ただし、

  • 離して:「リーブ・イット」「ドロップ・イット」ではなく、「リービッ(ト)」「ドゥロピッ(ト)」

のように発音しないと、日本語以上に長い言葉になってしまうので要注意です。

同様に、飼い主が複数いて、全員が英語のコマンドを使えるわけではない場合も、日本語のコマンド、または日本語と英語のコマンドを併用するほうがいい結果につながるでしょう。

ちなみに、我が家の愛犬ココは、私がひとり暮らしをしているときに飼い始めたので、基本のコマンドは英語で教えました。けれど、私の元から両親のいる家に移ると、100%日本語(出雲弁?)になったので、せっかく身についていたしつけもその後大半が失われてしまいました。

要するに、英語だろうと日本語だろうと、家族全員が一貫して同じコマンドを与えない限り、効果的なしつけはできません

言い換えるなら、ひとり暮らしで英語に興味がある人こそ、英語によるしつけを試すのに打ってつけだと思います。

なお、ココのしつけに関しては、現在週1でお世話している小学2年生の男の子が英語のコマンドを再教育中です。

ココのしつけよりも、発達障害気味な男の子が落ち着いて楽しく自然な英語を学ぶのに役立っています。

効果的なしつけ(訓練)のコツ

犬へのご褒美

最初に述べたように、犬を効果的にしつけるには、どの言語でしつけるかよりもどうしつけるかが重要です。

押さえておきたいポイントは6つ。

  • コマンドは順番に1つずつ
  • ハンドシグナル・ジェスチャーの併用
  • 短時間かつ継続的な訓練
  • ご褒美で学習強化
  • 徐々に難易度アップ
  • 辛抱強く穏やかに

コマンドは順番に1つずつ教える

犬をしつける際には、

  1. 自分の名前を理解させ、飼い主に注意を向けさせる
  2. 安全にかかわるコマンドを教える
  3. その他基本のコマンドを教える

の順に訓練するのがおすすめです。

名前を理解させ、飼い主に注意を向けさせる

犬に自分の名前を理解させるのは、しつけを成功させるうえで非常に重要です。

「名前を呼ばれる→飼い主に注目する」ができれば、この後コマンドを教えるのが格段に楽になります。

安全にかかわるコマンドを教える

飼い主に注目できるようになったら、次は

  • 来い・Come
  • お座り・Sit
  • 待て・Wait
  • 離せ・Leave it/Drop it

を教えます。

これらは犬を危険なものや状況から遠ざけたり、危険につながりかねない行動を制御すると同時に、犬に忍耐力や自制心をつけさせます。

「ダメ・No」も危険回避には有効なコマンドですが、万能であるがゆえに「ダメ・No」と言った後は必ず次に何をすべきか指示しましょう。

なお、1度に覚えなければいけないコマンドが多すぎると、しつけるのに時間がかかるだけでなく、訓練が苦痛になりかねないので、「1つできるようになったら次のコマンド」というふうに、1度に1つずつ教えます。

その他基本のコマンドを教える

最後に残った基本のコマンドを教えます。

「お手」はいつ教えればいいですか?

「お手」はコマンドというより芸に近いものだと思うので、基本のコマンドの後で十分です。

コマンドとハンドシグナル・ジェスチャーを組み合わせる

犬はボディランゲージを読み取る能力に長けていて、物事を理解するのに音声よりも表情や体の動きといった非言語的な手がかりを優先すると言われています。

この習性を利用して、コマンド(言葉)にハンドシグナルやジェスチャーを併用すると、理解が早まり、指示が定着しやすくなります。

どんなハンドシグナル・ジェスチャーを使うかは飼い主の自由ですが、コマンドと同様に1つのアクションに対して一貫して同じ1つのハンドシグナル・ジェスチャーを使うことが重要です。

一般的なハンドシグナル・ジェスチャー

コマンド・アクションハンドシグナル・ジェスチャー
見て・Look
こちらに注意を向けさせる・アイコンタクト
指を2本立てて「V」字を作り、その指を自分の目に向ける。
お座り・Sit
座らせる
犬の鼻の前に置いた手のひらを、肘を曲げて自分の肩のほうに引き上げる
待て・Wait
待たせる
手のひらを犬側に向け、そのまま前に突き出す
そのまま・Stay
ある状態を保持させる
「ストップ」の合図のように、手のひらを犬側に向けて止める
ダメ・No
やってはいけない行動を即座にやめさせる
顔をそむける
よし・Good
正しい行動をしたことを認識させる
親指を上に向けて握りこぶしを作る
付け・Heel
リードを引っ張らず、飼い主に合わせて歩かせる
犬に歩いてほしい側の自分の太ももあたりを軽くたたく
伏せ・Down
伏せさせる
手のひら(または指)を犬の鼻のあたりから地面に向けて下ろす
離せ・Leave it/Drop it
危険なものなどを咥えさせない・咥えた場合、離させる
下向きに握りこぶしを構え、何かを落とすように素早く拳を開く
おいで・Come
飼い主のもとに呼び戻す
開いた手を体の横から胸の前まで持っていく
降りて・Off
ソファーや高いところに上ったり、人に前脚をかけたりした場合、下に降りさせる
床を指さす

短時間の訓練を繰り返し行う

しつけは、5~10分程度の短時間に限定し、継続的(1日に3回程度繰り返す)に行うのが最も効果的です。

ご褒美で学習を強化する

コマンドを教える際、おやつやおもちゃなどで気を引き、指示に従えたら、すぐにごほうびをあげて褒めると、望ましい行動とごほうびが結びついて、学習が強化されます。

徐々に難易度を挙げる

すぐにごほうびをあげるのではなく、ごほうびまでの時間を伸ばしていけば、犬の忍耐力や集中力が強化できます。

また、訓練の場所を家の中や庭から公園や空き地などに変え、気を散らすものがあっても同じように指示に従えるか試します。

 穏やかなトーンを保ち、辛抱強く接する

犬は人間の感情に非常に敏感です。

しつけの際には、心を落ち着かせ、はっきりと、自信のある口調で話しかけます。

たとえ犬が思ったような進歩を見せなくても、イライラしたり、怒鳴ったりするのは厳禁です。飼い主を怖がるようになったり、最悪の場合、攻撃的な行動に出たりして逆効果です。

まとめ

今回は、

  • 犬のしつけに英語を使うメリット
    • 基本のコマンド
  • 英語でのしつけが向いている人・向かない人
  • 効果的なしつけ(訓練)の仕方
    • ハンドシグナル・ジェスチャー

を紹介しました。

カリスマドッグトレーナーと呼ばれているシーザー・ミランは、言葉をほとんど使わず、リーダーとしての威厳をもって犬をしつけることで有名です。

彼に言わせると、犬のしつけがうまくいかないのは、飼い主のしつけ方に問題があるからです。

何語で教えるかで迷うよりも、効果的なしつけ(訓練)のコツを学んで、お行儀のいいわんちゃんと安全で楽しい時間を過ごせるよう祈ってます。

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