子どものころ、草むらで四つ葉のクローバー探しをしませんでしたか。中にはシロツメクサの花で冠を作っているときに偶然見つけた、なんて方もいらっしゃるかもしれません。
今回はそんな四つ葉のクローバを、幸運のお守りとして、簡単に身につける方法をご紹介します。
四つ葉のクローバーの基本情報(FQA)
四つ葉のクローバーは何の植物ですか?
シロツメクサ(クローバー)と言って、マメ科の多年草です。
あの1本の茎のてっぺんに葉っぱが3枚ついた、春に白い花が咲くやつの仲間ってことですか?
「仲間」という言い方はちょっとちがいます。
シロツメクサの仲間はアカツメクサ(ムラサキツメクサ)です。花が白ではなくピンク、葉が花のすぐ下につき、背丈もシロツメクサより高いという特徴があります。
けれど四つ葉は花も白、葉の位置もシロツメクサと同じで、ふつうのシロツメクサとの唯一の違いは、葉が3枚ではなく、4枚ついていることです。どうして葉の数が4枚になるかは、環境説と遺伝説があるようですが、要するにシロツメクサの変異体が四つ葉のクローバーということになります。
なるほど。変異体ということは、珍しいってことですよね?どうりでなかなか見つからないわけだ。
四つ葉のクローバーが生まれる確率は10万分の1とか。たしかに見つけるのは難しいと思いますが、あるところには群れであるので、たいてい1つ見つけたら、すぐ近くにいくつも見つかりますし、四つ葉に限らず五つ葉やもっとたくさん葉のついたクローバーも見つかる可能性があります。なんと56枚葉のクローバー(岩手で発見)まで見つかっています。
ちなみに四つ葉のクローバーはアカツメクサ(ムラサキツメクサ)にもあるそうです。
ラッキーアイテム「四つ葉のクローバー」
四つ葉のクローバーは洋の東西を問わず、たくさんの国で幸せの象徴とされています。そう考えられるようになった理由は諸説ありますが、一番古いのは創世記の中の出来事に起因したものでしょう。エデンの園を去ることになったイブが、楽園の思い出に四つ葉のクローバーを1つ持ち出す。この逸話がキリスト教信者の間に広まった結果、「四つ葉のクローバー=楽園・幸福」になったというものです。
他にも、聖パトリックがアイルランドにキリスト教を広める際、三位一体を説明するのにシャムロック(クローバー)の三葉を使い、そこに十字架の形にも合うよう、もう一葉加えて、四つ葉のクローバーに「希望」「信仰」「愛情」「神の恵み」の意味を与えたという言い伝えもあります。
いずれの説が正しいにしろ、「めったにない、なかなか見つからない」という希少性も合わさって、今ではキリスト教信者に限らず、多くの人々の間で、四つ葉のクローバーは「幸運を招くラッキーアイテム」と考えられています。
四つ葉を探せ!
幸運を招くラッキーアイテムですかぁ。欲しいけど、忙しくて探しに行く暇がないなぁ。行っても見つかるとも限らないし…。
そんな方のために、うちの近くでいくつか見つけておきました。特技と呼ぶほどではありませんが、うちは妹たちもその子供たちもみんな四つ葉のクローバーを見つけるのが得意です。間違い探しに似ているというか、なんか目に飛び込んでくるんですよね。
ということで、下の写真をご覧ください。それぞれの写真にいくつ四つ葉のクローバーがあるか、探してみましょう。(後で答え合わせをするので、答えはメモしておいてください。)
まずは簡単なのから。
お次は五つ葉のクローバー。写真だとちょっとわかりにくいかな。
最後は四つ葉2つと五つ葉1つのコンビネーション。
たくさん見つかりましたか。
正解は写真1から順に、2-3-2-3-0-2でした。(もしかすると私が気づいていないだけで、もっとあったかもしれません。)
写真5の五つ葉は、長い茎の草の根元のほうにあって、葉の1枚が虫に食われています。
写真6では下のほうのちょっと枯れかけた小さな花の下に五つ葉があります。(5枚の葉のうち2枚の端が茶色くなっています。)
幸運のお守りとして身につける方法
四つ葉のクローバーを見つけたところで、次は幸運のお守りとして身に着ける方法についてです。
もうお分かりですよね。携帯やスマホ、PCの待ち受け画面にするだけです。
「まなまなライフ」には、私自身が撮影、または作成した素材を、誰でも無料でダウンロードできるGalleryがあり、その中の写真素材のページに、この記事で使った写真と、ほかにもいくつか待ち受けによさそうな写真が入れてあります。なので、よかったらぜひダウンロードして使ってください。(記事内の写真のコピペやスクショはNGです。それと、待ち受け以外に使いたいという方は、免責事項を確認し、禁止事項に違反することがないようお願いします。)
おまけ(四つ葉のクローバーをモチーフにした商品)
四つ葉のクローバーをモチーフにした商品は、Tシャツからアクセサリーまで実にたくさん出回っています。
1時間、外にいただけで、20個以上も四つ葉のクローバーを見つけたことだし、私もレジンと枠を買ってきて、「まなまなCraft-ハンドメイドと自然素材のお店-」でペンダントとかキーホルダーにして売ろうかな。
ちょっと変わったところでは、四つ葉のクローバーを効果的に取り入れたスウェーデン発のサイコスリラー系ミステリーの翻訳本が、2021年の7月に小学館文庫から出版されています。
実はこの小説はシリーズものの2作目です。これだけでも十分楽しめますが、ミステリー好きの方はぜひ1作目も併せて読んでみてください。(すっかり引き込まれた私は3作目の翻訳が出るのを心待ちにしています。)
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