ブログを始めて約2年半になりますが、先日当サイトの「ダッシュボード(管理画面)」に突然「PHPの更新を推奨」という表示が、赤いビックリマーク付きで現れました。

ダッシュボードの「ツール」内にある「サイトヘルス」をチェックすると、「1件の致命的な問題」とあります。

できればPHPなど触りたくありませんが、「更新しないとサイトパフォーマンスやセキュリティーに多大な影響を与える可能性がある」となると、やらないわけにはいかないでしょう。
ということで、今回はごく基本的なプログラミングの知識しかない私が行ったPHPの更新方法を紹介します。
- Step 1PHPの更新に関する詳細を確認する
- Step 2-1更新前にWordPress、テーマ、プラグインのバージョンを確認する
- Step 2-2更新前にサイトのバックアップを取る
- Step 3PHPを実際に更新する
- Step 4更新後の動作確認をする
- QPHPの更新(バージョンアップ)はしないといけませんか?
- A
はい。更新しないとサイトのセキュリティーリスクが高まり、パフォーマンスも低下します。
今回ご紹介する方法は、レンタルサーバーに「ConoHa WING」を使用している人向けです。
Step1:PHPの更新に関する詳細を確認する
PHPの更新についてまるでわかっていなかった私は、とりあえず管理画面の警告表示に出てきた「PHPの更新についてさらに詳しく」をクリックしました。内容は、
- PHPを更新すべき理由
- サイトの高速化
- サイトの安全性向上
- 検索ランクの上昇
- サイト訪問者の離脱率の低下
- ハッカー対策
- PHPバージョンの確認方法
- PHPの更新前にすること
- サイトのバックアップ
- WordPress、テーマ、プラグインの更新
- PHPの互換性をチェックし、問題があれば修正する
- サイトのPHPをバージョンアップして、より速く、より安全にする方法
についてです。
このうち、更新すべき理由とPHPのバージョン情報については、管理画面とサイトヘルスの警告文だけでも十分に必要な情報が確認できます。
「まなまなライフ」の場合
更新前のPHPバージョン:7.4.33
更新後のPHPバージョン:8.3以上推奨
Step 2-1:WordPress、テーマ、プラグインのバージョンが最新かどうか確認する
Step 2では、まず更新前の準備の1つである「WordPress・テーマ・プラグインのバージョンが最新かどうかの確認」をしました。
3つとも、管理画面の左側にあるメニューのいちばん上「ダッシュボード」→「更新」をクリックするだけで、最新かどうかわかります。
最新でないものがあれば、この時点で更新しておきます。
Step 2-2:サイトのバックアップを取る
テーマやプラグインが最新のPHPバージョンに対応していないと、サイトの表示が崩れたり、画面が真っ白になるなどの不具合が生じる可能性があるため、サイトのバックアップは必須です。
バックアップを取るには、①レンタルサーバーのサービスを利用する方法と、②プラグインを使用する方法があります。
私の場合、既に導入していた「BackWPup」プラグインを利用しました。
バックアップの取り方(BackWPupを使った場合)

- 管理画面の左側にあるメニューの「BackWPup」をクリック。
- 「Backups History」リストのいちばん上(最新の作成)の段の右端にある縦型の「3点リーダー」をクリック。
- 「ダウンロード」をクリック。
これで、BackWPupで設定したダウンロード先に、設定した形式でバックアップのコピーが保存されます。
バックアップの取り方(ConoHa WINGを使った場合)
私が使用しているConoHa WINGでは、過去14日間分のバックアップを自動で取得しています。
自動バックアップの確認はこちらで、自動バックアップを使ってサイトをもとの状態に復元する方法はこちらで確認できます。
「更新前にすること」にあったPHPの互換性のチェックについて
テーマやプラグインとPHPの互換性をチェックするには、 PHP Compatibility Checker プラグインをインストールする必要があります。(ただし、チェックは完ぺきではないようです。)
Step 2-1でテーマもプラグインも最新バージョンであることを確認していたこともあり、「多分大丈夫だろう」と踏んで、私はPHPの互換性チェックはしませんでした。
Step 3:実際にPHPを更新する
「サイトのPHPをバージョンアップして、より速く、より安全にするために」の項を読むと、PHPの更新をどこでどうやってするかがわかります。

つまり、①PHPの更新はWordPress内ではなく、レンタルサーバー内で行う必要がある、②更新の手順は使用しているレンタルサーバーで確認しなければならない、ということになります。
ありがたいことに説明文中にある「こちらの文書」とクリックすると、レンタルサーバーのリストが出てくるので、利用中のレンタルサーバー名をクリックして、具体的な更新方法のチュートリアルページに飛びます。

PHPの更新手順(ConoHa WINGの場合)
「ConoHa WING」をクリックすると、「ご利用ガイド PHPの設定をする」という記事が表示されます。

目次の2番目にある「PHPのバージョン変更方法」をクリックし、説明に沿って更新手続きを行います。

- ConoHa WINGのコントロールパネルにログイン。
- 「サイト管理」をクリック。
- 正しいサイトが選択されていないときは、「切り替え」で正しいサイトを選択。
- 「サイト設定」をクリック。
- 「応用設定」をクリック。
- 「PHP設定」を開く。
- 「PHPバージョン」の右端の「えんぴつアイコン」をクリック。
- 「全体共通」か「ドメイン個別」のどちらかを選択し、プルダウンから推奨されているバージョン(8.3以上)を選択。(私は「全体共通」、バージョン8.4を選択。)
- 「保存」をクリック。
スクリーンの左下に「成功しました。」と表示されれば、問題なく更新完了です。

ConoHa WINGなら、
- 自動バックアップサービスが標準提供されていて、データ消失の際も無料で復元可能
- PHPの更新が簡単
さらに、
- 国内最速”No.1”のレンタルサーバー
- WAF、ウイルススキャン、スパムメールフィルタを標準搭載
- かんたん移行ツールで他社サーバーからの乗り換えも楽
- 独自ドメインがサーバー契約期間中、永年無料で利用可能!(最大2個)
といいことづくめ!
今なら下記リンクからWINGパック(12か月以上)の新規申込みが5000円引きに!
(2025年8月時点)
Step 4:更新後の動作確認をする
WordPressのダッシュボードを新たに開くと、警告が消え、「サイトヘルス」の「ステータス」も「改善が必要」から「良好」に変わっていました。

同じく「サイトヘルス」内にある「情報」→「サーバー」と進むと、現在のPHPバージョンが表示され、最新バージョンになっていることが確認できました。

最後に、サイトをチェックしましたが、表示が崩れたり、画面が真っ白になるといったエラーも出ていませんでした。
まとめ
今回は、Wordpressの管理画面に「PHPの更新を推奨」という警告が表示された際、ブログ初心者でも安全、簡単に対処できる、BadkWPupプラグインによるバックアップの取り方とConoHa WINGでのPHP更新方法を紹介しました。
