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Googleアドセンスの自動広告で収益を上げるには?ガタ落ちしたページエクスペリエンスの改善法

どうする?

先日、Googleアドセンスの最適化を目指して広告テストをしてみたところ、自動広告を導入したほうが圧倒的に有益だという結果を得ました。

早速、既に掲載していた手動広告に加え、自動広告を設置したところ、確かに収益は上がりました。

けれどGoogleサーチコンソールを確認すると、ようやく100%になったページエクスペリエンスの良好URLがガタ落ちしていました。

自動広告のせいで、ページの表示速度が落ちたのが原因です。

今回の記事では、以下の3点についてお話しています。

  • Googleアドセンスと分析ツール
  • 自動広告を導入したおかげで・・・・収益はアップしたけれど、同じ自動広告のせいで・・・ページエクスペリエンスがダダ下がりしてしまった問題への様々な対処法
  • Googleアドセンスの収益を上げるためにすべきこと

Googleアドセンスで収益を上げる方法だけわかればいいという人は「Googleアドセンスで収益を上げるには」にジャンプ!

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Googleアドセンスと分析ツール

Googleツールとサービス

収益化ブログをしている人なら、まず間違いなく複数のGoogleツールを利用して、Googleアドセンスの最適化を図っているのではないでしょうか。

Googleアドセンスは、Googleが提供するクリック報酬型(広告がクリックされると、サイト運営者に報酬が入る仕組み)の広告サービスです。

配信される広告:サイトのコンテンツやユーザーの検索履歴等に基づいてGoogleが自動的に選別

広告の設置方法:「手動」と「自動」の2種類があり、併用も可能

 手動広告:サイト運営者が広告の数、種類を選び、好きな位置に設置

 自動広告:Googleが数・種類ともに最適と判断した広告を最適と判断した位置に設置。

手動広告と自動広告のどちらが稼げるかは、「最適化」内にある、①最適化案を試したり、②広告テストを行うことで確認できます。

収益額の計算:クリック単価の平均はだいたい20-30円になりますが、収益額の計算式は

 サイトの閲覧回数(PV)x広告のクリック率(CTR)xクリック単価

つまり、Googleアドセンスで収益アップを狙うなら、サイトの閲覧回数(PV)を上げることが最重要課題となります。

Googleサーチコンソール(Google Search Console)

Googleサーチコンソールは、Googleの検索エンジンでウェブサイトがどのようなパフォーマンスをしているのか分析するのに役立つ無料の解析ツールです。

主な機能は以下の通り。

  • サイトマップの登録
  • 検索パフォーマンスのチェック
    • Google検索でのサイトの表示回数やクリック数
    • ユーザーが検索に使ったキーワード
    • Googleアプリでのサイトの表示回数
  • インデックスの登録状況の確認
    • URL検査
    • エラーの表示
  • エクスペリエンスの測定
    • ページエクスペリエンス(ユーザーにとっての利便性・良好URL)
    • ウェブに関する主な指標(ページの処理速度)
    • モバイルユーザビリティ(モバイル端末での使いやすさ)
      • モバイルユーザビリティテスト
  • フィードバックの送信
  • セキュリティの問題チェック
  • 内部・外部リンクの状況
  • 拡張(リッチリザルトレポート)の確認

これらのうち、アドセンスでの収益アップにもつながる集客に大きく関与しているのは、「検索パフォーマンス」「インデックス登録」「エクスペリエンス」の3つです。

Googleアナリティクス(Google Analytics)

Googleアナリティクスは、ユーザーの属性やアクセス経路に加え、ユーザーがサイト訪問後にどのような行動をとったのか確認できるツールです。

Googleアドセンス・Googleサーチコンソールと連携することで、広告の掲載結果を確認したり、ユーザーの利便性を上げるためのヒントを得ることができます。

サーチコンソールインサイト(Search Console Insights)

サーチコンソールインサイトは、コンテンツパフォーマンスの解析ツールです。

上述のGoogleサーチコンソールとGoogleアナリティクス両方のデータに基づいて、

  • サイトの概要
    • 新しいコンテンツ
    • 最も人気のコンテンツ
  • サイトへのアクセス経路
    • 上位のトラフィックチャネル
    • Google検索
    • 他のサイトからの参照リンク

がグラフ化されています。

*サーチコンソールインサイトはGoogleサーチコンソールから確認できます。

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問題解決のための次の一手

次の一手

ページエクスペリエンス悪化の原因とSEOへの影響

ページエクスペリエンスが悪化する一番の要因は、表示速度の低下です。

表示速度の低下はユーザーの利便性やエクスペリエンスの低下につながり、結果的にサイトの検索順位を下げてしまう可能性があります。

そして検索順位が下がれば、サイトの表示回数やクリック数が減少し、アドセンスの収益につながる広告のクリック数も減ると予測できます。

表示速度の低下

ユーザーの利便性・エクスペリエンスの低下

検索順位の低下

ページの表示回数・クリック数の減少

広告の閲覧回数・クリック数の減少

Next Stepその1:何もしない(現状維持)

実は、ページエクスペリエンスの検索順位への影響はわずかだと言われています。

ユーザー数が莫大な著名なサイトの中には、ページエクスペリエンスのスコアが50%を切っているにもかかわらず、検索結果で常に上位をキープしているところがたくさんあります。

だとすれば、Googleアドセンスの収益が減少に転じた、またはユーザー数に大幅な減少が見られない限り、ページエクスペリエンスのスコアは気にせず、自動広告を使い続けるのも1つの手でしょう。

Next Stepその2:自動広告を設置したまま広告の表示速度を高速化

「自動広告は続けたいけれど、やっぱりページエクスペリエンスのスコアが気になる」という人は、表示速度の短縮化に取り組んでいます。

自動広告の種類・フォーマット・数・設置場所を変更

Googleアドセンスの自動広告では、掲載される広告の数を制限したり、広告を載せないページやエリア(除外ページ・除外エリア)を設定することが可能です。

Adsense広告設定
画像1
Adsense広告設定編集
画像2

1.アドセンスの「広告」をクリックしたのち、該当するサイト名の右端にある「編集」(えんぴつマーク)をクリック。(画像1)

2.編集したい項目の右端にある矢印(>)をクリック。(画像2)

Adsense広告除外エリア
画像3
Adsense広告除外ページ
画像4

3.除外エリア:プレビュー画面で除外したいエリアをクリック。(画像3)
        (ハイライトが赤に変わります。)

  除外ページ:「除外設定を追加」をクリック。(画像4)
        URLを追加し「このページのみ」にチェック。
        「追加」をクリック完了。

4.それぞれ「除外エリア」「ページ除外の管理」横の矢印(←)で画像2に戻り、「サイトに適用」、続いてポップアップで出てきた「今すぐ適用」をクリック。

*「除外エリア」に関しては、ロゴの下を勧めている人が多いです。

*お勧めの「除外ページ」は、トップページを始めとする固定ページ全般のようです。(「プライバシーポリシー」や「お問い合わせページ」での広告掲載はアドセンスのポリシー違反になる可能性があるらしいです。)

*収益効果が高いのは「記事内広告」だそうです。

この方法での表示速度の改善はわずかなようです。

プラグインの利用

個人的にはプラグインを多用したくないので、私自身は試していませんが、表示速度の改善に以下のようなプラグインを使用するという選択肢もあります。

Autoptimize:画像の遅滞読み込み(jsやcss、htmlの圧縮・最適化)

Async JavaScript:jsやjQueryの非同期・遅滞読み込み

Flying Scripts:jsの遅延読み込み

Jin defer asset:テーマ「Jin」を使用しているサイト専用の表示速度高速化プラグイン

*使用中のテーマやその他のプラグインと競合して不具合を起こす場合があります。使用する場合は自己責任で、バックアップを取ることをお忘れなく。

Googleアドセンスの広告コードを編集

「cssやjs、phpになじみがある」「テーマエディターを触ることに抵抗がない」という人は、コードの追記や削除で表示速度を改善することも可能です。

方法1:Googleアドセンスの広告コード内にある広告情報の読み込みに関するコードを削除

削除するコード:

<script async src=……………………………(略)…………………………………………</script>

方法2:アドセンスの遅滞読み込みコードを「テーマフッター(footer.php)」内の「</body>」直前に追加

*広告情報の読み込みに関するコードはすべての広告から削除しないと効果はないそうです。

*アドセンスの遅滞読み込みコードについては、検索で見つかります。

コードの編集が表示速度の改善では一番効果が大きいようです。

*お試しになる場合は自己責任で、バックアップを取ることをお忘れなく。

ConoHa WINGで「WEXAL® Page Speed Technology®」を導入

私が契約しているConoHa WINGでは、2022年4月から契約者全員無料で「WEXAL® Page Speed Technology®」が導入できるようになっています。

導入の仕方も簡単です。

  1.  ConoHa WINGのHPにログイン
  2. 左側メニューの「サイト管理」をクリック
  3. WEXALを導入したいサイトを「切り替え」ボタンで選択。(複数サイトを運営している場合)
  4. メニューの「高速化」をクリック
  5. WEXALの「ON」ボタンをクリック

基本設定を始めとするWEXALの詳細な最適化・高速化設定については、別記事内に画像付きでまとめました。

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Next Stepその3:自動広告を手動広告に切り替える

「『Next Stepその2』のいくつか(または全部)を試してみたけれど、ページエクスペリエンスのスコアが改善しなかった」という人は、自動広告から手動広告に切り替えて(戻って)います。

その際、大切なのがどこにどんな種類の広告をいくつ貼るか熟考することです。

検索すれば、効果的な広告の貼り方に関する記事はいくらでも見つかりますし、一般的には、視線誘導の法則に合わせた「Z型」と「F型」の配置が効果的だと言われています。

視線誘導

けれど、収益が最大化されるベストな広告の貼り方は、サイトによって異なります。

広告テストを利用して、自分のサイトに最も効果的な広告の貼り方を見つけ出せれば、自動広告以上に収益が上がるかもしれません。

私の選択

アクションモバイル
良好URL
PC
良好URL
9/27自動広告開始100%100%
10/4除外ページ・
エリア追加
61.1%65.5%
10/12読み込み
コード削除
36.3%
(10/11時点)
50.4%
(10/11時点)
10/1510%36.4%
10/216.2%
最低値
36.3%
10/2756%35.3%
10/31WEXAL
導入
98.2%36%
11/2*1100%35.7%
11/5100%75.9%
11/8100%92.5%
良好URL(%)の変遷

ページエクスペリエンスが急落していることに気づいてまず試したのが「表示速度の高速化」でした。

  1.  「Topページ」とロゴの周辺4カ所を、それぞれ除外ページ、除外エリアに設定。
  2. 「お問い合わせ」「プライバシーポリシー」「免責事項」を除外エリアに追加。
  3. Googleアドセンスの広告情報の読み込みに関するコードを削除。
  4. 「WEXAL® Page Speed Technology®」の導入

1番目を試したのが10月4日。結果は

  • さらにスコア(良好URL)が下落
  • モバイルユーザビリティの問題あり(モバイルフレンドリーテストでは問題なしの評価)
  • 表示回数・クリック数には特に変化なし
  • 収益の減少なし

表示速度の改善に効果があったとは思えなかったので、10月12日に2・3番目を実行しました。

もしこれでページエクスペリエンスのスコアに改善が見られなければ、明らかに表示回数・クリック数が減少したり、収益が減らない限り、これ以上何もしないか、自動広告をやめて手動広告に切り替えようと思います。

上述したようにページエクスペリエンスの検索順位への影響が微々たるものでしかないのであれば、ユーザーの利便性(良好URLのスコア)が悪かろうが、ページの処理速度が遅かろうが、一喜一憂する必要はありませんし、私の場合、より収益が見込まれる自動広告でも、まだまだ底辺レベルの収益しか出せていないからです。

4日後の10月15日の結果を追加しました。惨敗ですが、収益には影響がないので、とりあえずしばらく放っておきます。

約2週間後の10月27日、何もしてないのに、なぜかモバイルのほうだけ数値がアップ!

さらに数日後の10月31日にはモバイルは100%に迫る勢い!PCも回復傾向か⁉

数値をチェックした後に、偶然にももう1つ表示速度を向上させる方法を発見!

そこで、10月31日に4番目の対策「WEXALの導入」を実施しました。

11月2日、ついにモバイルが100%に!

同じ日に、別の不具合の原因になっていた「EWWW Image Optimizer」の「遅滞読み込み」のチェックを外しました。(*1)

これが影響したのか、WEXALの効果が出始めたのか、11月5日にはPCのほうも75.9%と大幅アップ。

そして11月8日にはPCの良好URLが90%を超えました。

「明日には100%も夢じゃない!」とほくそ笑んでいたら、表示が変わって%が全く確認できなくなってました。

ページエクスペリエンス

「不良」も「改善が必要」なURLもゼロ、「モバイルユーザビリティ」も「HTTPS」もすべて問題なし。

でもなんだか物足りない…。

時間はかかるけれど、効果が大きかった対策は以下の2つです。
(サーバー:ConoHa WING、テーマ:Cocoonの場合)

  • Googleアドセンスの広告情報の読み込みに関するコードの削除
  • 「WEXAL® Page Speed Technology®」の導入

その後、アクセス数にわずかですが影響が出たので、さらに対策を講じました。

Googleアドセンスで収益を上げるには

今さらですが、現時点での私のサイトの閲覧回数(PV)を考えると、たとえページエクスペリエンスの問題が解決したところで、Googleアドセンスの収益がそれほど上がるとは思えません。

Googleアドセンスの項で触れたように、アドセンスの収益はサイトの閲覧回数(PV)と密接に関わっています。

閲覧回数(PV)/月平均収益額(円)
1,000200-300
1万2,000-3,000
10万2万-3万
100万20万-30万
1PV単価=0.2-0.3円で計算

要するにアドセンスで収益を上げるには閲覧回数を増やすしかありません。

では、どうすれば閲覧回数を増やすことができるのでしょうか。

✔ Googleサーチコンソールで記事のURLを確実にインデックス登録させる

✔ 検索順位を上げるための対策を取る

もちろんです。

けれどもっと重要で根本的な方法があります。

✔ 記事を増やす

✔ ユーザーが求める良質の記事を書く

おそらくたくさんの人が同意してくださると思うのですが、アドセンスで収益が出たと感じ始めたのは100記事くらい書いた後ではないでしょうか。

とにかく「継続は力なり」をモットーに、ユーザーの期待に応えられる記事を書き続けましょう。

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