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WordPressの抜粋(メタディスクリプション)が検索結果のスニペットに表示されない原因と対処法

スニペットがおかしい

「せっかく時間をかけて書いた記事の抜粋(メタディスクリプション)が、検索結果のスニペット(説明文)に表示されない」とお悩みではありませんか。

もしかするとそれは「抜粋=メタディスクリプション」だと勘違いしているせいかもしれません。

今回は、

  • 抜粋とは何か?
  • メタディスクリプションとは何か?
  • 自分が書いた説明文が検索エンジンのスニペットに表示されない原因は?
  • 表示させるにはどうすればいいか?

の4つの疑問に、Cocoonテーマを使っている私の失敗も例に挙げながらお答えします。

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WordPressの抜粋とメタディスクリプション

同じもの‽違うもの‽

よく「抜粋(メタディスクリプション)」のような表記を目にしますが、抜粋とメタディスクリプションは同じではありません。

抜粋とは

WordPressの抜粋とは、記事の内容をまとめたもの、記事の要約です。

基本的にはエントリーカードやブログカードなどにタイトルと一緒に表示するためのもので、サイト内でのユーザーの回遊率に関わってきます。

抜粋の位置
Cocoonテーマの画像

入力には、記事の編集画面のサイドバー、「投稿」タブ内の「抜粋を追加」をクリックします。

なお、WordPressには抜粋を処理する機能があるので、何も記入しなかった場合は、記事の最初の110文字を使って自動的に抜粋が作成されます。

  • テーマによっては抜粋の処理機能を利用できないものがあります。
  • WP Multibyte Patch」というプラグインを入れていないと、文字数のカウントがうまく機能しない場合があります。

メタディスクリプションとは

WordPressのメタディスクリプションは、検索エンジンに伝える記事の概要です。

Backlinkoの分析では、


400万件のGoogleの検索結果を大規模に分析した結果、メタディスクリプションがあるページは、メタディスクリプションがないページに比べてクリック数が平均5.8% 多いことがわかりました。

Backlinko 『Meta Descriptions

とあり、検索結果を見ているユーザーにクリックを促す重要な役目を担っています。

メタディスクリプションの位置
Cocoonテーマの画像

メタディスクリプションは、記事の編集画面の一番下、まさに「SEO(検索エンジン最適化)」という項目の中にあります。

そこでの説明にもあるように、

  • およそ120文字を入力(スマートフォンでは50文字)
  • ブログカードのスニペット(抜粋文)にも利用される
  • 入力していない場合は、「抜粋」に入力したものが自動挿入される

と、抜粋を補うような役割も果たしています。

抜粋とメタディスクリプションの違いのまとめ

  • 抜粋:自サイト内で使う記事の要約。アクセスしてくれたユーザーの回遊率にかかわる
  • メタディスクリプション:検索エンジンに伝える記事の概要。検索結果を見たユーザーのクリック率アップにかかわる記事の概要

検索結果のスニペットに表示されるのはどっち?

Googleの『検索結果のスニペットを制御する』によれば、


スニペットは、Google 検索やその他のサービス(Google ニュースなど)における検索結果の説明または要約部分です。Google は主にページのコンテンツに基づいて適切なスニペットを自動的に決定します。また、ページの内容を 他の部分よりも適切に説明している場合、メタディスクリプション要素内の説明情報を使用することもあります。

Google Search Central『How to Write Meta Descriptions』より自動翻訳

とあります。

スニペットに表示される説明文のまとめ(Googleの場合)

  • 基本:Googleがページのコンテンツに基づいて適切なスニペットを自動的に決定
  • ページの内容を他の部分よりも適切に説明している場合:メタディスクリプションの説明分を使用

使っているテーマやプラグインによっては、抜粋がメタディスクリプションの役割を果たしている場合もあります。

スニペットに表示される可能性が高い適切なメタディスクリプションとは

Googleの『質の高いメタディスクリプションを作成するためのベストプラクティス』によると、スニペットに表示されやすいメタディスクリプションのポイントは5つ。

  • 記事ごとに固有の説明文を作成する
    • 他の記事にも使える普遍的な説明文はNG。
  • 記事の内容を正確に説明する
    • 記事の内容と異なる記述はNG。
  • わかりやすくて読みやすい、ユーザーを惹きつける文章が望ましい
    • 読みやすさに加え、ユーザーに「この記事を読みたい」と思わせる何かを含めることが大切です。
  • スニペットに表示可能な文字数内に重要な情報を収める
    • メタディスクリプションの文字数に制限はありませんが、スニペットに表示されるのは50~70文字くらい(デバイスによって異なります)です。表示されない部分は「…」になるので、重要な情報を前半に持ってくるようにすれば、抜粋と同程度の長さの文章でもOK。
  • コンテンツに関する関連情報を含めるのもアリ
    • 文章形式に限らず、重要な情報を並べるのもOK。

もう1つ、検索結果を見ていて気づいたことですが、上位表示される記事のスニペット内には必ずといっていいほど検索キーワードが入っています。ということで、

  • 検索キーワードを含める

も、表示されやすいメタディスクリプションのポイントの1つと言えます。

同じ記事でも検索キーワードによって、スニペットは変わります。どれだけ質の高いメタディスクリプションを作成しても、必ずしも自作の説明文が100%そのまま表示されるとは限りません。

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メタディスクリプションがスニペットに反映されない原因と対処法

原因解明と対策

「抜粋=メタディスクリプション」だと勘違いしていた

使用中のテーマやプラグインが、「1か所に説明文を入力すれば、抜粋もメタディスクリプションも作成完了」という機能を備えているとは限りません。

抜粋とメタディスクリプションを入力する場所がそれぞれ別にある場合、抜粋だけ入力して、メタディスクリプションは未入力だったという可能性があります。

私の場合

スニペット2例(メタディスクリプションなし)

検索結果に表示されている記事は2年以上前に書いたものですが、ご覧の通りどのワードで検索するかによって、スニペットが変わっています。

そこで編集画面を見てみると、抜粋は書いてあるものの、メタディスクリプションが未入力になっていました。

メタディスクリプションなし

実は上の例の記事を書いた頃は「All in One SEO」というSEO対策のプラグインを導入していました。

「All in One SEO」では「メタディスクリプション」の項目中に「投稿抜粋」を入力するようになっているので、おそらく1つの文章をメタディスクリプションと抜粋の両方に使う仕組みだったと思われます。

ところが「All in One SEO」は私が使用しているCocoonテーマとの相性がよくないようで、テーマとプラグインのアップデートの時期がずれると、不具合を起こすようになりました。

結局「All in One SEO」の機能のほとんどはテーマか他のプラグインでカバーできるということだったので、このプラグインは削除しましたが、結果的に抜粋だけが残って、メタディスクリプションは消えてしまったようです。

対処法

  • (削除したプラグインが原因で作成したはずのメタディスクリプションが消えている場合があるため)メタディスクリプションが確実に入力されているかどうか確認する。
  • 「メタディスクリプション」と書かれている場所に説明文を入力する。

メタディスクリプションの質が低い

  • 同じメタディスクリプションを複数の記事で使いまわしている
  • 記事の内容とメタディスクリプションの内容が合っていない
  • メタディスクリプションの内容がわかりにくい、または読みにくい
  • 検索キーワードが含まれていない、または適切なキーワードを選んでいない

こういった説明文は先ほど述べた質の高いメタディスクリプションのポイントから外れています。

対処法:質の高いメタディスクリプションのポイントを確認し、説明文を書き直す。

メタディスクリプションを書き直しても、すぐに検索結果に反映されるとは限りません。検索エンジンに確実に変更を知らせたい場合は、Googleサーチコンソールから「インデックス登録をリクエスト」するといいでしょう。

自分が作成したメタディスクリプションの評価が知りたい!

自作のメタディスクリプションの良し悪しを知りたい場合には、メタディスクリプションを最適化するための無料ツールを利用してみるといいかもしれません。

まとめ

今回は、WordPressの抜粋(メタディスクリプション)が検索結果のスニペットに表示されない際の原因と対処法について紹介しました。

スニペットには、基本的に検索エンジンによって最適だと判断された文章が自動的に挿入されます。そのため、自作の説明文を表示させるには、質の高いメタディスクリプションを入力する必要があります。

また、抜粋にも自サイト内の回遊率を上げるSEO効果が望めます。

スニペットに反映されないからといって手を抜くのではなく、質の高い抜粋も確実に入力するようにしましょう。

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