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米軍基地の中ってどんな感じ?フェンスとゲートの向こうにあるアメリカンミリタリーシステム

見えにくい米軍基地の中

― 鉄条網付きのフェンスの先にあるセキュリティゲートを抜けると、そこはアメリカだった。―

今回は、「日本の中のアメリカ」と呼ばれる在日米軍基地内の一種独特なアメリカンミリタリーシステムについて紹介します。

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始めに:日本と米軍基地の位置づけ

米軍の施設・区域は、日本の領域であり、日本政府が米国に対しその使用を許しているものですので、アメリカの領域ではありません。 したがって、米軍の施設・区域内でも日本の法令は適用されています。

外務省「日米地位協定Q&A」より

日本における米軍基地の使用と米軍の地位は、日米地位協定によって規定されています。

それによると、

  • 米軍基地は日本の領域
  • 米軍基地内にも日本の法令が適用される

というのが在日米軍と米軍基地に関する大前提ですが、どんな法律もそうであるように、日米地位協定にも日本の法律が及ばない例外や特例が存在します。

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アメリカンミリタリーシステム

法令こそ日本のものが適用される米軍基地も、その内側にあるシステムはまさにアメリカの地方都市さながら、かつ軍事基地ならではになっています。

これは、アメリカという国が海外に赴任している米軍関係者に、派遣国の法律や軍の規律に反しない範囲で、できるだけ本国にいるのと変わらない文化生活環境を提供しようとしているからです。

住所

基地内の郵便局

米軍基地には2つの住所が存在します。

1つ目は、基地の位置を日本の形式で表した便宜上の住所です。

(例)〒197-0001 東京都福生市福生 米軍横田基地

もし基地内の特定の施設や個人に外部から日本郵便経由で手紙やはがきを送るのであれば、これに加えて宛先の名前と建物番号を記載します。

けれど、それだけ書いても相手に届くのに1か月以上かかったり、届かないこともしばしばです。

これは、米軍基地への郵便を取り扱っているのが日本郵便ではなく、アメリカ合衆国郵政公社(USPS)だからです。

そして、このUSPSの軍専用の住所が2つ目の住所です。(基地内に住んでいない人にも一家に1つ与えられています。)

(例)Jane Doe PSC 3 Box 1234 APO AP (US) 96400-1234 

日本式で書くと、「〒96400-1234 (アメリカ合衆国)太平洋軍陸軍郵便局郵便サービスセンター3私書箱1234 ジェーン・ドー様」のようになります。

PSC:郵便サービスセンター。その他部隊(UNIT)・コミュニティ メール ルーム(CMR)がある
APO:陸軍郵便局を意味し、陸軍・空軍担当。海軍の場合は艦隊郵便局が担当するので、FPO
AP:太平洋軍

USPSを使用しているので、基地内の郵便局とアメリカ国内の郵便局間で取り扱われる郵便物は、当然国内郵便扱いになります。

また、私書箱なので、郵便物は一切配達されず、取りにいかなくてはなりません。

クリスマスの時期ともなると、たいして大きくもない郵便局は、小包を受け取りに行く人と送る人でごった返します。

おまけ情報:基地の外から確実に郵便物を基地内の施設や個人に届けるには、①日本郵便経由で、APO/FPOの住所に基地名を書き添え、国際郵便料金を支払うか、②伝票に日本の住所と連絡先電話番号が必要な宅配業者に配達を頼むといいでしょう。

①の場合は、基地内の郵便局の私書箱に配達され、②の場合は、業者から連絡を受けた受取人がゲート付近まで荷物を取りに来ます。

身分証明証(ミリタリーID)

通常、日本に中長期間滞在する外国人は、日本人同様、居住している市町村の住民票に登録され、本人確認に使用可能な在留カードか特別永住者証明書を交付されます。

けれど、米軍基地所属のアメリカ人は、たとえ基地外に住んでいたとしても、居住している市町村に住民登録をする必要もなければ、在留カードも交付されません。

代わりに所持しているのが、軍が発行する身分証明書(ミリタリーID)で、身分(軍人・軍属・扶養家族など)によって色やデザイン等が異なります。

軍のIDサンプル
ミリタリーIDのサンプル:幻影期の軍人用は左、扶養家族や退役軍人用は右(Next Generation USID)

このIDは、単なる身分証明書ではなく、基地への入門許可証(ベースパス)として、さらに基地内のネットワークへのアクセスを認証するカード(CAC)としても機能します。

パスポート2首

また、米軍の関係者は軍人も軍属(軍人やその家族の生活をサポートする職務に就いた文民)も個人用のパスポートのほかに、公務用のパスポートを持っています。

基本的には、個人用のパスポートは日本に駐在中、一時的に観光等で海外に行くときなど、公務用のパスポートは軍の仕事に関連して日本に出入国するときに使うことになっています。

新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」が急拡大し、外国人の入国が禁止されていた際、職務遂行のために来日する米軍関係者が例外として扱われたのはこのためです。

おまけ情報:コロナ禍の折、米軍基地内では日本側の意向を汲みつつも、日本とは異なるコロナ対策を施していました。最も顕著だった違いは、ワクチン接種が義務化されていたことです。

暦・スケジュール

米軍基地は、アメリカの連邦政府が定める法定休日を祝日としています。

それに加え、軍人にはファミリーデーやトレーニングホリデーが、平均すると月1以上の割合で与えられています。

国旗と国歌

日米の国旗掲揚

米軍基地では毎朝決まった時刻に日米の国旗が掲揚され、夕方になると降納されます。

降納の際には(海兵隊基地では掲揚の際も)ラウドスピーカーを通じて両国の国歌演奏が流されますが、その間、屋外にいる人は立ち止まって国旗に敬意を表し、走行中の車両は演奏終了まで停車しなければなりません。

交通・輸送

基地内の道路

米軍基地への移動、または基地内での移動に一番多く使用されるのは自動車です。

自動車税・保険・車検

日本の法律に則って、基地のアメリカ人も自動車税を払い、自賠責保険・任意保険に加入し、車検も受けなければなりません。

運転免許証

軍の運転免許証

外国人が日本国内で自動車や自動二輪車を運転するには、日本の運転免許証か国際免許証(来日から1年有効)が必要です。

けれど、日本の米軍基地に赴任したアメリカ人は、軍が発行する運転免許証(在日米軍個人車両操縦許可証)を取得しなければなりません。

基地によって多少違いはありますが、取得には①日本の文化や交通規則などに関する講習を受講(通常2日程度)し、②筆記試験に合格する必要があります。

また、米軍基地には基地内でのみ運転が可能な、16歳以上18歳未満を対象とした運転免許証もあります。

  • 大半の州では16歳以上で運転免許を取得できる
  • 16~18歳は、車が必須のアメリカに2~3年以内に帰国する可能性が高い→帰国後すぐに運転が可能

こういった事情から高校ではドライビングの授業も受けられますし、実際、自動車通学をしている高校生も多いので、校内にはアメリカの青春ドラマに出てくるような広い駐車場があります。

ナンバープレート

米軍基地の周辺に住んでいる人なら、お気づきだと思いますが、軍人・軍属の自家用車(自動二輪車を含む)には、ひらがなの代わりにアルファベットが表記された日本式のナンバープレートが付いています。

いちばん数が多いことから、「Yナンバー」と呼ばれていますが、アルファベットはYのほかにEやAなどもあります。

  • Y:日本国内で調達
  • E:アメリカから米軍経由で日本の米軍基地に輸入
  • A:軽自動車やオートバイ
米軍ナンバープレート

一方、米軍の公用車には、日本式とは全く異なるナンバープレートが付いています。

おまけ情報:米軍の公用車には高速道路の通行料金が課されません。運転者名・車両情報・米軍担当者のサインが入った「トールチケット」を渡すだけで、料金所は通過できます。

交通ルール・標識

米軍基地内も基地外同様、車両は右側通行です。標識は日本のものに英語の表記が追加されています。

交通ルールも基本的には日本のものが適用されますが、アメリカ的なルールもいくつか存在します。

四方向ストップ
四方向ストップ
十字路

四方向ストップは、信号のない十字路交差点で、4方向すべてに一時停止しなければならない標識がある場所のことです。

四方向ストップの基本ルール

  • 交差点に到着した順に発進する
  • 誰が1番に到着したかわからないときは右側優先
赤信号時の左折可
赤信号時の左折可

上図のような信号機と標識がある場所では、赤信号でも他に車がなく、一旦停止の後、安全が確認できれば、左折が可能です。

ヘルメットの着用

自転車を運転する際には、ヘルメットの着用がマスト(義務)です。

違反行為に対する処罰

例えばスピード違反といった違反行為を行うと、違反チケットは切られますが、罰金を科せられることはありません。

ただ、違反行為は職場の上司に報告されるので、間違いなく昇進に響きます。

その他の移動手段

バス

基地によっては、基地内を定期的に周遊するバスがあります。

また、基地と近隣の空港を往復する高速バスもあります。

航空機

空軍基地の空港には、軍専用の旅客機や貨物機も乗り入れています。

国際線のターミナルもあり、軍人に限らず、軍属やその家族が帰国する際に利用している姿を見かけます。

おまけ情報:東北大震災のときには、横田基地からトモダチ作戦で被災地に向かう飛行機があった一方で、関東地区の基地からアメリカへ緊急避難する人々を乗せた飛行機もありました。

電波・通信

AFN

テレビ・ラジオ

米軍基地内にはAFN(米軍放送網)という放送局(軍用無線局)があり、テレビとラジオの番組を制作したり、放送・放映しています。

ラジオは、カリフォルニアにあるAFN放送センターが選んだアメリカで人気の曲を、本土とほぼ同時期にリスナーに届けてくれます。

日本国内でも基地周辺であれば、AFNのラジオ番組をオンタイムで聴くことができます。

放送局名所在地周波数
AFN Tokyo横田基地
東京
810kHz
AFN Misawa三沢基地
青森
1575kHz
AFN Iwakuni岩国基地
山口
1575kHz
AFN Sasebo佐世保基地
長崎
1575kHz
AFN Okinawa嘉手納基地
沖縄
648kHz

また、PCなら、American Forces Network Pacificのサイトで、スマホなら、AFN goという無料アプリをインストールすることで、生配信にアクセスできます。

一方、テレビはというと、軍関係の連絡やお知らせ、基地内のイベント情報、日本の文化紹介など、基地内で制作したものだけでなく、アメリカ本土のニュースから娯楽番組まで最新のものを配信しています。こちらは視聴できるのは米軍関係者だけです。

電話

DSN

米軍基地の施設内にある軍用の電話はDSN(軍電)と呼ばれ、米国防省の長距離通信サービスプロバイダーを使用することで、世界中の米軍基地と内線電話(基地のコード3桁+施設の番号4桁)の形でつながっています。

軍電の中には基地以外に電話が掛けられるものもありますし、基地によっては基地外から直接電話をかけられるものもあります。(ただし、外部から電話をするときは内線電話番号をそのまま押してもつながりません。)

おまけ情報:基地によってはauショップが入っているところがあり、私用のスマホをauで調達している人が結構います。

電圧

コンセント

米軍基地内の電圧は、本土の家庭用電源と同じ115ボルトです。

使用している電化製品のプラグも3ピンで、コンセントもそれに対応しています。

日本製の電化製品はそのままコンセントにつないで使用可能です。

教育

学校

教育システムは100%アメリカ的で、K-12(幼稚園から12年生)の学校教育は、何から何まで米国防省教育局(DoDEA)の規定に沿っています。

日本の学校教育との大きな違い

  • 学年度は8月末から6月初旬まで
  • 飛び級制度があり、2E教育やギフテッド教育も充実 
  • ホームスクール制度あり
  • 授業料無料、教科書も無償貸与
  • 忠誠の誓い(Pledge of Allegiance)の斉唱

Pledge of Allegianceとは?

アメリカ合衆国への忠誠を表す宣誓の言葉で、左胸に手を当て、朝礼時やイベントの開会式で斉唱します。

I pledge allegiance to the Flag of the United States of America, and to the Republic for which it stands, one Nation under God, indivisible, with liberty and justice for all.

(私はアメリカ合衆国の国旗とそれが象徴する共和国、すなわち神のもとに分割できない国家、すべての人に自由と正義がある国家に、忠誠を誓います。)

なお、基地関係者の中には、敢えて子どもたちを基地外のインターナショナルスクールや日本の学校に通わせる人も少なからずいます。大部分は子どもが日本語と英語のバイリンガルになることを期待してのようですが、子どもの素行が悪く、基地内の学校に通わせると親の評価に差し障るからという場合もあります。(例えば子どもが停学処分を受けたりすると、保護者だけでなく、保護者の上司にも連絡が行ってしまいます。)

おまけ情報:日本の子どもたちも、①DoDEAの学校に空きがある、②基地関係者がスポンサー(身元保証人)になってくれるなどの条件を満たせば、基地内の学校に通うことができます。授業料は有料になりますが、興味のある人は基地内の学校、または教育事務所に問い合わせてみるといいでしょう。

治安・緊急対応

米軍基地は、緊急事態に対応するために、憲兵(MP:軍警察)・消防隊・医療組織(病院・診療所)を配備しています。

基地内のパトカーや救急車、消防車を要請するための緊急電話番号は、911ですが、軍電からしかかけられません。

憲兵

憲兵の主な仕事は、以下の通りです。

  • 基地内の事件捜査や交通事故等の処理といった警察業務
  • ゲートでの出入りやセキュリティチェックといった警備業務
  • 基地内の法律執行業務や交通統制の実施

その他、軍用犬による爆発物や麻薬の探知も行っています。

なお、犯罪捜査に関しては、テレビドラマでもおなじみのNCIS(海軍)・OSI(空軍)・CID(陸軍)が担当します。

米軍基地事件簿:私が横田基地に勤務していた際、基地内で30代の男性(軍人の家族)が行方不明になるという事件が発生しました。懸命な捜索活動にもかかわらず、最終的にはタワー(マンションのような住居施設)で遺体が発見されましたが、その際の捜査は、始めはOSI、その後FBIに変わったと聞いています。

医療機関

医療機関は、基地によって規模が大きく異なります。

そのため、基地内の医療機関では治療が難しいというような患者は、太平洋地域の米軍関係者の紹介先医療機関となっている沖縄の海軍病院や本国の病院へ移送されます。

また、軍属やその家族は基地内の医療機関の利用制限があるため、必然的に基地周辺の、米軍の医療機関と連携協力を行っている日本の医療機関に紹介されるケースが多くなります。そして、アメリカとは医療保険制度が異なるため、ときに医療費の支払いでもめることがあります。

おまけ情報:日本の国民健康保険適用外の米軍関係者は、日本の病院で治療を受けた場合、医療費を100%自己負担しなければなりません。

避難訓練

緊急対応プロトコル
緊急対応プロトコル

米軍基地では、日本でも実施している防災訓練に加え、トルネードなど日本にはない自然災害や人為的に発生した緊急事態(不審者が施設内に侵入したなど)に対する避難訓練も行っています。

その際、私が以前勤務していたDoDEAでは、SRPと呼ばれる緊急対応プロトコルに沿って安全管理が行われていました。

  • Lockout(ロックアウト):脅威が外にあった場合、建物内に移動
  • Lockdown(ロックダウン):脅威が建物内にあった場合、明かりを消して教室を施錠
  • Evacuate(避難):学校を離れ、避難所に移動
  • Shelter(シェルター):安全だと思われる場所に一時的に避難・立てこもり

何年か前には「銃を所持した不審者が基地内にいる」ということで、基地全体にロックダウンの指示が出たことがあります。

おまけ情報:避難訓練ではありませんが、基地内で何らかの違法行為があった際には、犯人を取り逃がさないように、基地のゲートが閉鎖され、一切の出入りができなくなります。

その他生活一般

基地内のスーパー

ショッピング

米軍基地内には、米軍関係者しか利用できない

  • カミサリーというスーパーのようなお店
  • エクスチェンジという総合デパートのようなお店
  • エクスプレスというコンビニのようなお店

があり、アメリカから直輸入された商品に加え、日本のお菓子や食材も販売されています。

商品はすべて免税対象なので、消費税はかかりません。

おまけ情報:日本の消費税を払ってでも、生鮮食品は基地外のスーパーで購入する人が多いです。また、100円ショップは日本のお店の中でも大のお気に入りです。

基地内のデパート

燃料(ガソリンスタンド)

上述したエクスプレスにはガソリンスタンドが併設されています。

ガロン単位で売られ、値段は基本のガソリンスタンドとは比べ物にならないくらい安いです。

こちらも使用できるのは米軍関係者のみです。

米軍基地事件簿:基地内のガソリンをポリタンクなどに詰めて、基地外の日本人に横流ししている人がいます。これは違法行為(密輸)です。

おまけ情報:東北大震災後、国内でガソリン不足が深刻だったころ、確か厚木基地だったと思いますが、日本人従業員に基地内のガソリンスタンドを開放していた時期がありました。

その他のサービス

美容室やレストラン、ピザの配達などのサービスを利用する際は、アメリカの慣習に従ってチップを渡すのが普通です。

ちなみにこういったサービスは日本人従業員も利用可能です。

おまけ情報:米軍基地内には軍の階級別にレストランがあります。例えばオフィサーズクラブはオフィサー(士官)以上の階級の人か、オフィサーの同伴がなければ利用できません。

娯楽

年齢も性別も関係なく、誰でも楽しめる基地内の娯楽施設と言えば、映画館です。

最新映画が本土と同時期に上映されるほか、ダラーシネマといって1ドルで見られる映画もあります。

そのほか、家族や職場の仲間との憩いに、

  • ボーリング場
  • バーベキュー施設

もよく利用されています。

ペット

米軍基地関係者の中には、ペット連れで赴任してくる人が少なくありません。

通常、外国から日本に連れてきたペットは、係留検査のために動物検疫所で待機しなければなりません。(日数はペットの種類、入国前の予防措置や輸出国政府機関の証明内容等で変わります。)

けれど、入国後、ペットが米軍基地内でのみ飼育される場合は、待機場所を基地内の住居にすることが可能です。

なお、基地によっては飼育できるペットの種類や数に制限があります。

おまけ情報:基地内には動物病院他、ペットサロンやペットホテル、保護犬の引き取り施設やドッグランまで完備しているところがあります。

最後に:まとめ

日本における米軍基地の使用と米軍の地位は、日米地位協定によって規定されており、基本的には

  • 米軍基地は日本の領域
  • 米軍基地内にも日本の法令が適用される

とされています。

ただ、基地内では、海外に赴任している米軍関係者に、できるだけ本国にいるのと変わらない文化生活環境を送ってもらうために、派遣国の法律や軍の規律に反しない範囲で、アメリカの地方都市さながら、かつ軍事基地ならではシステムが採用されています。

*日米地位協定や米軍、および米軍基地の現状に数多くの否定的な意見があることは承知していますが、今回の記事はそういった否定的な意見を擁護するものでも、反対に侵害するものでもありません。

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